東京餃子通信編集長の塚田です。
高田馬場で打ち合わせがあったのでランチタイムに「一番飯店」へやってきました。
「一番飯店」は手塚治虫先生がひいきにしていた町中華としても有名なお店。
先日は町中華で飲ろうぜにも登場していました。
12時よりも少し前にお店に着いたのですが、すでに満席。
流石に人気がありますね。
席が空くのを待ちながらメニューをチェック。
ランチタイムは定食メニューが安価でオススメらしいのですが、
せっかくなので手塚治虫先生のリクエストによって生まれた特製!上海焼きそばを食べることにしました。
焼きそばで1450円なので、他のメニューに比較するとかなり贅沢な焼きそばであることが分かります。
ちなみに揚げ麺も選べるそうですが、蒸し麺を選びました。
サイドメニューとして焼餃子も注文。
特製!上海焼きそばは、調理時間がかかるとのこと。
約15分ほど待ってようやく運ばれてきました。
具沢山とは書かれていましたが、ここまでとは、、、
麺がほとんど見えません。
手塚先生は1日1食しか食事をとらなかったそうで、これくらいが丁度良かったらしいです。
もともとは手塚先生の好物であった八宝菜を焼きそばにかけてほしいというリクエストから生まれたらしいのですが、あれもこれもとリクエストにあわせて具の種類を増やしていった結果、この形になったそうです。
エビが2種類、あさり、イカ、鶏肉、キクラゲ、椎茸、フクロタケとかなり贅沢な具材。
手塚先生はキノコと海鮮類が好きだったんですね。
麺は細麺。
ちゃんと麺の表面はカリッとさせていて香ばしさもあります。
あんかけが大量なのでペース配分が難しいですね。
焼きそばの後に焼餃子も登場。
これがまたかなりボリューミーな餃子。
430円という価格設定に油断してました。
特製上海焼きそばと餃子を両方完食できるか、雲行きが怪しくなってきました。
サイドメニューとして食べるには少々大きめの餃子ですが、餃子単体としてはとっても良い感じ。
焼き面を広くとり焼き上げています。
パリッとした軽さはないのですが、香ばしく仕上がっています。
やや薄めの皮を使ってヒダは多め。
目一杯の量の餡を包み込んでいます。
作り手のお腹いっぱい食べてほしいといういサービス精神の旺盛さが伝わってきますね。
餡は豚肉とキャベツのバランスタイプ。
430円でこのサイズ、そしてこの豚肉比率は想定外でした。
お得感は非常に高いですね。
肉の感じも残っていて、キャベツもやや粗めに刻んでありザクザクっとした食感も感じられます。
やや甘めの味付けで香味野菜は控えめな上品な風味に仕上げてあります。
タレはつけなくても十分美味しくいただけます。
酢醤油を使うにしてもかなり薄めで良いと思います。
卓上に置いてあった豆板醤も肉感の強い餡との相性が良かったです。
超具沢山の特製!上海焼きそばと餡パンパンの大判餃子でおなか一杯。
この日の午後は眠気と戦うのが大変でした。
お腹いっぱいになっても午後もバリバリと漫画を執筆できた手塚先生は流石ですね。
一番飯店 (中華料理 / 高田馬場駅、下落合駅、西早稲田駅)
昼総合点★★★★★ 5.0