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帯広に餃子を広めた老舗店「笑福」でモチモチ皮の焼きと水【帯広】

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東京餃子通信編集長の塚田です。

先日、ご当地餃子に関する講演の機会をいただき、帯広へ行ってきました。

空港を出て市街地までのバスにのると、そこはNHK連続テレビ小説「なつぞら」の世界。

意外と寒くはなくて0℃ぐらいはありました。

ちなみにこの前週はマイナス25℃ぐらいまで下がったそうです。

 

音更町が主催のイベントで講演会場は帯広大谷短期大学。

平日の午後という時間帯かつ市街地から車で30分という立地だったにもかかわらず、地元の食にかかわる皆さんが100名弱ぐらいにお集まりいただきました。

 

雪で飛行機が飛ばないかもしれないとのことで講演の前日入りをしたので、講演前夜に帯広の食を満喫してきました。

まずは帯広ではお馴染みのインディアンカレー。

 

地元の方が鍋やタッパーをもってルーだけを買いに来るぐらい、生活に根付いているカレーのローカルチェーンです。

 

続いて餃子も食べておこうと帯広駅近くの「笑福」へ。

ここは以前、北海道のタウン誌「HO」の餃子特集を読んで気になっていたお店です。

www.toho-ho.jp

17時の開店に合わせて、講演会の関係者の皆さんとお店に集合しました。

「笑福」は戦時中に満州鉄道のコックとして満州に渡っていた現店主のお父様が昭和29年に創業。

以来、餃子を提供し続け、現在では帯広に餃子文化を広めたお店の一つとして挙げられています。

 

店内は細長い作りなのですが、小上がりとカウンターがあります。

 

この日は合わせて6人での訪問だったので、餃子をどんどん注文しました。

 

まずは焼き餃子。

コロンとした小ぶりの餃子がかわいらしいですね。

どっさりとお皿に盛られても愛嬌が感じられます。

 

餃子の大きさは一口サイズ。

鉄鍋でカリッと焼き上げています。

 

手延べで厚めに作られた皮は強力粉多めでモチモチとした強い弾力が感じられます。

満州伝来だけあって、しっかりとした皮です。

 

餡はシンプルに豚肉、白菜、キャベツ、玉ねぎ、生姜。

そしてニンニクの香りも感じられます。

中国の餃子には一般的にニンニクは入れないので、ここは日本でアレンジされたポイントかもしれません。

餡の香味野菜と下味が強めなのでタレは不要です。

ビールとの相性がすこぶるよく、餃子→ビール→餃子→ビールと延々と続いちゃいそうです。

 

この餃子の皮は水餃子にすると更に良さそうだと思い、水餃子を追加オーダーしました。

しばらくして水餃子も登場。

手作り感のある不揃いなところが良い感じです。

 

予想通り、水餃子にすると皮の美味しさやモチモチ感がさらに引き立ちます。

笑福の皮の美味しさを楽しむには水餃子がオススメです。

 

自家製っぽいラー油もあったので水餃子につけてみました。

辛味が加わっても美味しいですね。

 

ビールのつまみにはカリッと焼けた焼き餃子。

皮の美味しさを楽しみたいのであれば水餃子。

どちらの餃子も美味しかったですが使い分けをすると良さそうです。

 

初回から良い餃子に出会ってしまいペース配分考えずに結構食べてしまいましたが、まだまだ帯広の餃子を開拓していきますよ。

味の笑福ラーメン / 帯広駅
夜総合点★★★★★ 5.0