東京餃子通信

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月刊 大阪餃子通信〈'20年03月 Part2〉

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大阪餃子通信の現地特派員のミスターOGZです。

今月は頻度をあげて精力的に関西の餃子をレポートしていきます。

 

知る人ぞ知る尼の隠れ家「餃子 小松」【兵庫県 尼崎市】

ネットを見ていて偶然ヒットした「餃子 小松」さん、こちらは隣で営まれている「小松中華製麺所」の直営店です。「小松中華製麺所」の創業はなんと昭和30年。

JR尼崎駅から15〜20分位歩いた住宅街の中にひっそりとあります。

初訪問ゆえ本当にあるのかと懐疑心を抱いて歩いていると…

ありました!

赤く光る提灯と暖簾が。

 

店内に入ると家庭的な雰囲気の食卓テーブルが4つ並んでいます。

愛想愛嬌の良いご主人と女将さんが迎えて下さいます。

 

予め決めていた「醤油ラーメン」(500円)、「餃子」(250円)を注文します。

改めて壁のメニューを見ると、焼鳥からスパゲティまで和洋中の定食系メニューが多数あります。

また、カラオケ歌い放題(2人1組)で1000円という張り紙まで。

あと、中華麺2玉(200円)、餃子の皮32枚(100円)、ワンタン(100円)など、自家製食材の小売もされています。

さすが製麺所直営店ですね。

女将さんと少しお話しさせて貰うと、製麺所はお父様の代から商いをされており、こちらの食堂は、当初ご近所の方が集まり談笑できる様な「ぜんざい屋」をやりたかったらしいです。

それが、なぜかラーメン屋になり12年前に開店されました。

豊富なメニューはご夫婦の賄い料理が徐々に常連客にも提供される様になったとのこと。

店内には常連客から持ち込まれたアルコール類のボトルキープまでありました。

注文して約15分、美味しそうなラーメンと餃子が運ばれてきました。

正にThe昭和な雰囲気のラーメンです。

 

ツルッと腰のある麺と鶏ガラ醤油スープが寒い時期には堪りません。

そして餃子、皮から自家製でカリッと焼き上げられています。

 

餡は上品な味にまとめられニンニクもほんのりした風味に抑えています。

このラーメンには相性が良いですね。

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塩ラーメンだけでなく餃子も美味しい「揚子江ラーメン」【大阪 梅田】

何故か関西以外の方から美味しいという噂を聞く「揚子江ラーメン」の餃子。

という事で一度食べてみます。

現在「揚子江ラーメン」は梅田総本店の一軒のみ。

卸として他店にもラーメンの提供もされている様です。

同店は1964年創業の塩ラーメン専門店です。

 

しかし、今回は塩ラーメンではなく「B定食:焼餃子・ワンタンスープ・ライス」(790円)を注文。

後から来られたお客さんがラーメンを頼み、直ぐに提供される様子を伺いながら、約15分、漸く運ばれて来ました。

餃子には薄い羽が付いています。

ニンニクが入っていないのでタレを濃い目にして頂きます。

 

丁寧に作った餃子という感じが第一印象です。

餡も上品で野菜の旨味が良く感じられます。

 

ワンタンスープはさすが塩ラーメン専門店だけありスープが旨い!ワンタンは皮に適度な厚みがあり、食べ応えがあります。

 

かなり相性の良い組み合せの定食です。

次回は看板料理の塩ラーメンもじっくり頂きたいと思います。

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街中華の名店「大宮京珉」とはまた違う「春日京珉」【京都 西院】

今から3年程前に行った四条大宮駅にある「大宮京珉」、その隣駅の西院駅にある「春日京珉」、共に今はなき「京珉 本店」から暖簾分けした同屋号のお店とのこと。

 

この様な暖簾系統は関西では多いので、是非食べ比べてみようと思います。

とは言っても記憶をかなり戻して食べないといけません。

丁度、元大阪特派員の本家さんも訪問レポートをされてたので、その内容にも助けて貰いながら比べてみます。

www.tokyogyoza.net

注文したのは、「鍋貼餃子」(240円)、「揚げそば」(500円)の2品。

ご主人がかなり年配の様でゆっくりしたスピードで独り切り盛りされています。

まずは餃子が出来上がりました。

盛り付けは過去一番にワイルドです(笑)。

 

見た目からニンニクがガツンと効いてるかと思いきや、上品なこし餡で他の料理との組み合せがし易い味に仕上がっています。

 

揚げそばはじっくりと麺を揚げ、濃い目の味付けをしたあんかけがされており、なかなか美味です。

個人的には焼いた麺より揚げた麺の餡かけそばが好きな為、気に入りました。

店の片隅には出前に使う岡持ちがありました…

 

懐かしい、時代が昭和で止まってますね。

街中華の権化です。

因みに、「大宮京珉」「春日京珉」のどちらの商圏にも「餃子の王将」さんがあります。

流石は京都王将のテリトリーですね。

あっ、勿論ハシゴしました。

そして初めて餃子にロゼワインを合わせてみました。

白より赤より相性よし。

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生餃子テイクアウト専門店「まな家」のイートン店【神戸 新在家】

以前、元大阪特派員の本家さんがレポートされていた生餃子テイクアウト専門店の「まな家」さん、現在、岡本本店、灘徳井店、焼き処 六甲店の3店舗を経営されています。

今回訪問したのが、2018年6月にオープンした「まな家 焼き処 六甲店」さんです。

お店は新しく清潔感があります。

 

カウンター奥に座り、メニューから注文したのが「特選男前餃子」(340円)、通常の「まな餃子」」(280円)より肉の含有量が多いみたいです。

他にも種類が以前より増えた感じがします。

 

さて15分程で餃子が運ばれて来ました。

 

作り立てをプロの方に焼いて貰った餃子、こんがりキツネ色で羽根も付いています。

一口食べると肉汁と野菜汁が口の中に広がります。

 

男前という名前ですが、思った程は肉々しくなく、上品な味にまとまっていました。

酢醤油、そして味噌ダレを付けて食べると更に素材の旨味が引き立ちます。

 

テイクアウト、イートイン共に、これからも頑張って下さい。

因みに「まな家」さんは、国内シェアNo.1の静岡浜松「東亜工業(株)」の餃子製造機を導入されている様です。

www.toa-industry.co.jp

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「王将」より歴史のある餃子チェーン「珉珉」の三宮新店舗【神戸 三宮】

神戸三宮の駅再開発に伴い昨年9月に移転し新装開店した「珉珉 三宮店」、その2階に昨年10月オープンした「珉珉 三宮別館」。

昭和28年、元祖 鍋貼餃子の他、中国庶民料理を楽しめる「珉珉」はアンチ王将⁈には根強い人気です。

関西では直営12店、暖簾分33店と京阪神全域で展開しています。

個人的には暖簾分店の一つ「アベノ珉珉」が一番好きですが、今日は餃子のメッカである神戸三宮の直営店「珉珉」に初訪問です。

別館は時間的に閉まっていたので本館を訪れました。

 

しかし、夕方前から満席…

理由は月3回餃子が安くなる日でした。

 

なんとかカウンターの端に座ることが出来ました。

メニューから「鍋貼餃子:焼餃子」(360円)、珉珉PB 蔵元 三和酒類(いいちこ)「珉珉」(520円)を注文。

料理は全体的に王将系より高めですが、不思議と「珉珉」はチェーン店っぽさを感じさせません。

 

餃子は王将系よりも薄皮でニンニクがガツンと効いた餡、これは関西人というより大阪人に好まれる味ですね。

 

メニューブックには「珉珉」は日本で初めて焼餃子を作ったと。

そのこだわりは具材にも現れていました…

豚肉の他にマトンやラム等も入っているとのこと。

また、餃子と日本酒を合わせましたが、なかなか相性が良いです。

 

これを機会に「珉珉」の関西の直営12店ぐらいは制覇をしてみようかな。

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大衆中華の名店「Kirin」で水餃子と香港ヤキソバを食す【兵庫 深江】

兵庫深江にある大衆中華の名店「Kirin」さん、直ぐ近くには同じく家庭中華の名店「皇々」さんもあります。

今日はその「Kirin」さんへ初訪問です。

ネット情報によると、こちらのお店は広東料理がベースになっている様で、特に海鮮系が美味しいとのこと。

 

さてお店に入ると、平日にも関わらず満席。

ご夫婦で切り盛りされており、チャキチャキの女将さんの接客が印象的で好感が持てました。

沢山のメニューの中から名物「香港ヤキソバ」(800円)と「水餃子」(400円)を注文しました。

お料理ができるまで改めて店内を眺めると至る所に「キリン」の置物があります。

その理由は何か…探りたいところです。

そして5分も経たない内に「水餃子」が出来上りました。

茹で上がった餃子が小皿に盛り付けられています。

 

つけダレを付けて早速一口頂きます。

まず、トゥルンとした食感が良いです。

 

そして肉汁感の豊かな餡が実に上品な美味しさです。

そして名物「香港ヤキソバ」、見た目はソースヤキソバの様ですが、一口食べると全くの初体験の味です。

細めの麺はコシがあり、野菜も食感が残っていて美味しいです。

 

一人前のボリュームもかなりありますのビールが進みますね。

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