大阪餃子通信の現地特派員のミスターOGZです。
2月~3月に訪問した餃子店の情報が出せていなかったので、まとめてレポート公開します。
緊急事態宣言を受けて、各店舗の営業時間、営業形態などは変更になっている可能性がありますのでご承知おきください。
- 大阪では粉もんと餃子は定番の組み合せ?!「本とん平」【大阪 東梅田】
- 程一彦さんの孫弟子の店「彩雲」で頂く絶品水餃子【大阪 京橋】
- 番外:関西が誇る餃子生成機械メーカー「大英技研株式会社」【兵庫 尼崎】
たまたま通り掛かったらオープン日だった「肉屋の餃子バルyamato」【大阪 梅田】
たまたま通り掛かったらオープン日(2/7)だったお店「肉屋の餃子バルyamato」さん。
大阪梅田の地下にある「オイシイもの横丁」の最後に埋まったテナントらしく、フロアガイドにはないです(苦笑)。
こちらは(株)ケンコーが展開する餃子業態のお店で、東京では「東京餃子軒」、大阪では「大阪餃子軒」という店名で何件かあるらしいです。
「大阪餃子軒」は、以前に元大阪特派員の本家さんもレポートされてましたね。
その店が更にバル風にお洒落になりました。
メニューからオススメの「黒豚餃子」(360円)を注文しました。
10分程で餃子は焼き上がりました。綺麗な羽根が付いています。
パリっとさせる為、皮に米粉を混ぜている様です。
餃子は4個で360円です。大阪大日のショッピングモールのフードコートにある「大阪餃子軒」では5個で300円だったので、割高感はあります。
さて、タレは三種用意されました…トマトジンジャーソース、黒オリーブソース、香草白味噌ソース。
頼めば酢醤油も出して貰えます。これらのタレはシャンパンに合わせるのが前提で作られたとのこと。
それでは頂きます。
まずは何も付けずに…
黒豚の旨味と肉汁感が良いですね。
あと、ニラとネギの両方が入っているので香味の爽やかさも感じます。
残念だったのはちょっと冷めている感じがしました。
皮以外は全て店内で作っているので、冷凍餃子ではなかったのですがもう少し熱々な餃子だったら嬉しかったです。
大阪では粉もんと餃子は定番の組み合せ?!「本とん平」【大阪 東梅田】
梅田のアーケード街にある「本とん平」さんに初訪問。
大阪のお好み焼き屋では餃子も名物料理にしているお店があります。
例えば、以前に元大阪特派員の本家さんも紹介されていましたが、難波で何店か展開されている「三よ志」さん等は有名ですね。
そして、「本とん平」さんにも餃子があります。
メニューの中から「とん平焼き」(800円)と「餃子」(300円)を注文。
こちらのお店は店名の通り「とん平焼き」発祥のお店で、創業70年です!
最近ではチェーン居酒屋の定番メニューにもなってきている料理ですね。
まずは「とん平焼き」、分厚い豚肉が入って食べ応えがあります。
お好み焼きソースに加えてケチャップが隠し味として効いています。
つぎに「餃子」、大振りで肉厚な餃子です。
鉄板で豪快に焼かれる風景が絵になります。
熱々の餃子は肉汁も豊かで、お好み焼きソースを付けて食べても関西風でイケますよ。
程一彦さんの孫弟子の店「彩雲」で頂く絶品水餃子【大阪 京橋】
中国料理人・研究家として関西では人気だった程一彦さんが亡くなられて一年近く経ちます。
程さんといえば、1993年にテレビ番組「料理の鉄人」で初めて鉄人:陳建一氏を破ったことで有名になりました。
(YouTubeなどにはその勇姿が今もアップされています)
また2017年にはフランスの専門書「ル・シェフ」にて世界のトップシェフ100人(中国料理では唯一の選出)に選ばれもしました。
しかし、その程さんのお店「龍潭:リュータン」へは一回も訪れることができませんでした(2010年閉店)。
となってくると程さんの愛弟子のお店に行くしかないですね。
愛弟子の筆頭の金城保夫シェフ(中国料理協会理事)のお店に訪れようかと…
しかし店舗経営はされていない様です。
となってくると、その更に弟子の野上博文シェフのお店「彩雲/ホテルモントレ ラ・スール大阪」に訪れることになります。
程さんの弟子の弟子(孫弟子)にあたる方ですが、そのDNAが如何なるものか探ってみたいと思います。
ホテルの中国料理店ということで敷居が高くなりますが、その実力を観るということで「五目炒飯」(1300円)、そして「点心 水餃子」(一個250円)を注文します。
まずは五目炒飯がやってきました。
流石1000円超えの炒飯、大きなエビが入っています。
パラパラに仕上げられた炒飯は上品な味付けで大変美味しいです。
ボリュームも1.5人前位ある感じです。
因みに程さんはご飯に玉子を絡めてから炒める方法を広めた方と言われています。
そして、15分位したら餃子が出来上がりました。
メニューには水餃子と書かれていたので目の前の餃子とはギャップがあります。
これはスープ餃子ですね。
スープ皿に餃子が一個だけ浮かんでいます。
レンゲにのせて頂きます。
おぉ、餃子以上にスープの美味しさに感動です。
コクがあり、餃子にもその美味しさが絡んでいます。
餃子の皮は弾力性があり、モチモチ食感です。
餡にはスープの旨味も入り込んで美味しさが更に増します。
因みに「みんなのきょうの料理」には程さん監修の「スープ餃子」等のレシピが掲載されています。
よく行く街中華とは違う美味しさがホテル中華にはありますね。
今回はクーポン等を上手く使い安く頂く事ができました。
追伸:図書館で程さんの本を何故か二冊も借りて拝読させて頂きました。
尚更、程さんのお店に行っておけば良かったと後悔しました。
番外:関西が誇る餃子生成機械メーカー「大英技研株式会社」【兵庫 尼崎】
以前、京阪神エルマガジン社発行の雑誌「Meets Regional 2011.10」餃子特集に取り上げられ、ずっと気になっていた会社「大英技研株式会社」さん。
どんな会社なのか見に行って来ました。
こちらの会社は1970年に設立され、餃子や焼売、春巻、飲茶、ワンタン等の食品加工機械のメーカーです。
その中で「餃子成形機」のモデルは5種類ある様です。
どれも餃子の皮の打ち抜きから、具の充填、ひだ付け、コンベヤーによる搬出までを完全自動化した食品機械とのこと。(動画参照)
www.daiei-giken.co.jp
他にも、「餃子焼機」もあります。
本当は工場見学をさせて頂き、機械の仕組をじっくりと研究したいところです。
尼崎には様々な町工場がありますが、餃子の皮をつくる工場は特に注目したいですね。
「大英技研」の渡部社長様、機会があれば是非工場見学をさせて下さい!
「大英技研株式会社」
兵庫県尼崎市名神町1丁目5番6号
06-6426-0101