東京餃子通信編集長の塚田です。
自由が丘の老舗中国料理店「南国飯店」でランチを食べてきました。
創業は1963年で、自由が丘では「梅華」と並ぶ歴史の長いお店です。
駅から徒歩5分ほど歩くと大きな建物と看板が見えてきます。
かなりの大箱の中国料理店で地元の方が宴会等で使いそうな雰囲気のお店です。
入口も立派ですね。
1階のテーブル席に案内されました。
フロアはかなりゆったり取られていて奥の方には円卓もあります。
高級感があるわけではないですがゆったりとした雰囲気ではあります。
ランチタイムだったので家族連れや一人で来ている方など様々。
焼き餃子は4個920円~注文できます。
1個あたり230円なので、餃子としてはかなり高めの価格設定ですね。
今回は最もシンプルが光麺(つゆそば)と餃子を注文しました。
まず先に光麺が運ばれてきました。
ネギのみじん切りが散らされた汁そば。
これ以上削るものが無いというぐらいシンプルなつくりですね。
スープも優しい味です。
二日酔いの時にもツルツルっと食べられそう。
続いて焼き餃子。
光麺に比べるとこちらはだいぶ迫力がありますね。
サイズもかなり大きめですし、揚げ焼きに仕上げた焼き目も良い感じです。
一般的な餃子の軽く2倍はある重さ。
ずっしりとして、箸上げをして静止させるのが難しいぐらいです。
焼くときに油を多めにつかて縁の部分までサクサクに焼かれています。
モチモチとした厚皮を丁寧に包んでいます。
10個以上の細かいヒダが均等に並んでいます。
包んだ方の技術の高さが出てますね。
餡はギュッと押し込められるようにたっぷりと詰まっています。
細かく刻んでしっかりと水気を絞ったキャベツと豚ひき肉のバランスが良くとれていますね。
香味野菜は控えめで味付けもシンプル。
余計なことはしないのが南国飯店の流儀なのかもしれません。
酢醤油で味を調整してながら食べるのがオススメです。
私の中では濃いめの5:5の配合の酢醤油をひだにも絡むぐらいたっぷりつけて食べました。
後半はさらに味を濃くするために、餃子の断面にもタレを付けました。
餡のまとまりが良いのでこぼれ出てくることはありません。
サイズも大きく揚げ焼き気味の派手な見た目の餃子ですが、味付けはシンプルで余計なことはしない昔ながらの餃子という感じでした。
とても丁寧に作られていて老舗のプライドを感じさせてくれる餃子ですね。
十分金額に見合う餃子だったと思います。
高級ラインなので普段使いにはちょっと厳しいですが、親戚が集まったり何かの記念日だったりと、ハレの日に食べたい餃子ですね。