東京餃子通信の塚田です。
最近は食べログ等のグルメサイトではなくInstagramで新たに餃子店と出会う機会が増えてきたのですが、先日も気になるお店を見つけてしまいました。
その名もフィンガーインザスープ(指入湯)。
吉祥寺にあるOngoingというアートセンターの1階にあるカフェが日替わりで料理を変えて営業しているとのこと。
名前もインパクトがありますし、営業形態もユニークですよね。
吉祥寺駅から吉祥寺サンロード商店街の終わりまで進んでいきます。
更に北へと歩いていくと一目でわかる不思議な建物に到着しました。
駅からだと徒歩で10分弱ぐらいでしょうか。
インスタでも見た「指入湯」のサイン。
インパクトがありますね。
土曜日はギョウザの日。
日曜日がスパイスカレーで木曜日がフェジョアーダの日とのこと。
12時からのランチ営業の開始時間に合わせてきましたが、店内にはすでに先客が一組。
店内に入り2人掛けのテーブル席に案内されました。
ピンク色の壁には775年前には先祖が1,073,741,824人居たと書かれたアートが飾られていました。
とにかく不思議な雰囲気のお店です。
餃子メニューはパンダ餃子が焼きと水で2種類。
それぞれ6個ずつとのことだったので両方注文することにしました。
アルコールの提供は停止中だったのでノンアルコールモヒートも注文。
この日は滅茶苦茶暑かったので、ミントのさわやかな香りが気持ちよかったです。
しばらくして焼き餃子と水餃子がそれぞれ運ばれてきました。
白と黒の餃子がセットになっているのでパンダ餃子なのですね。
まず焼きパンダ餃子。
焼きパンダというとなんか残酷な感じの響きですね。
焼き色は薄めに設定されています。
黒い餃子は焼き色の判定が難しいですね。
また皮が軟らかめに作られているためか、少し破れてしまっているうぶ部があったのは残念なところではあります。
黒い餃子はイカスミを練り込んだ皮を使っているそうです。
焼いたときの油が餃子の皮の表面について良い感じのテカリ具合です。
餡は豚肉と野菜が半々ぐらいに入ってそうな感じ。
野菜はいろいろな種類が使われているのですがニラの香りが際立っています。
味付けは塩気がやや強めの設定で、あとは素材の味を活かしている感じです。
中国の家庭料理で出て来そうな感じの餃子餡ですね。
特製のラー油は程よい辛さ。
焼き餃子用のタレに使うのがおすすめとのこと。
お酢多めラー油多めの酢醤油で焼き餃子をいただきました。
ちなみに黒も白も餡は同じ餡で、皮に味付けしてある訳でもないので餃子の味は一緒です。
続いて水餃子。
焼き色が付いていない分、白と黒の色分けがくっきりとしますね。
水餃子の方がよりパンダ感が出ている様な気がします。
パンダ餃子の皮は薄力粉の比率が高いのか加水率が高いのか、茹でるとやわらかい食感になる皮です。
餡も皮も焼き餃子と同じもの。
水餃子の方がニラの香りや豚肉のジューシーさがしっかりと伝わってきます。
焼き餃子を食べたときにも思いましたが、この餃子は水餃子向きです。
水餃子専用のタレということで赤くて辛そうなタレが付いてきました。
ペースト状になった唐辛子とスパイスが色々。
辛いだけじゃなくて複雑な風味がして、ハリッサみたいな感じです。
こちらを水餃子にちょっとつけていただきます。
餃子の味付けがシンプルなので、スパイシーなタレとの相性が良いようです。
店名も外観も内観もインパクトのあるお店で、中国の家庭で作られたような餃子を食べるという不思議な体験ができるお店です。
カレーやフェジョアーダの日もどんな感じなのか確認しに来てみたいですね。
指入湯 (レストラン(その他) / 吉祥寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0