東京餃子通信編集長の塚田です。
まんぼうはまだ続きますが、昼のソロ活動を中心にほそぼそと食べ歩きを継続しております。
今回訪れたのは、武蔵小山の町中華。
武蔵小山駅前からパルム商店街のアーケード街を歩き中原街道側の終端まで進みます。
ここから中原街道と並行して走っている旧中原街道を少し歩いたところに目的のお店があります。
赤い看板が目印のラーメン・餃子の「天天来」です。
週末ですがランチタイムを少し外していたので先客はおらず店内を独占。
一人だったのですがカウンター席ではなくテーブル席を案内されます。
カウンターの上にはメニューがズラッと並んでいます。
事前調査で炒飯も美味しいということだったので、炒飯と餃子を注文しました。
10分弱で炒飯と餃子が運ばれてきました。
炒飯と餃子がほぼ同時に出てきたのに驚きました。
餃子の方が調理時間が長いので同時に出すためには炒飯を送れて調理開始する必要がありますが、その調整をうまくしてくれています。
炒飯はラードが香り、具材はシンプルに卵、ネギ、なるとのみ。
シンプルな味付けで勝負していて旨かったです。
続いて餃子です。
焼きムラもなくいい感じに焼けてますね。
よくよく見ると焼き面に粒状のものが張り付いているのが見えます。
おそらく餃子を鉄板に並べる前に水溶き小麦粉か小麦粉そのものを底面につけてから焼いているのだと思われます。
薄皮なのに焼き面だけはカリッとした強めの食感になっているのが天天来の餃子の特徴の一つですね。
このテクニックは家庭で餃子を焼くときにも使えそうですね。
そして驚くべきはこのヒダの細かさ。
数え切れないほどのヒダが均等に刻まれています。
店主さんの技術の高さと丁寧な仕事っぷりがうかがい知れます。
皮も薄めで餡が少し透けて見えますね。
薄い皮の中にはねっとりと良く練られた餡がタップリと包まれています。
餡に具材はオーソドックスに、キャベツ、ニラ、ニンニクに豚肉。
ニンニクの香りはしっかりと効いています。
辣油も自家製で、唐辛子の旨みやごま油の風味があって餃子に合いそうです。
細かなところに手間暇をかける、店主さんのこだわりが感じられました。
餃子餡の下味がしっかり目についているので超薄めの酢醤油でちょうどよい感じでした。
またまた町中華で素晴らしい餃子に出会ってしまいました。
餃子専門店じゃないお店で、隠れたこだわりの餃子を発掘するのも食べ歩きの醍醐味ですよね。
町中華の餃子情報も募集してますので、ぜひぜひタレコミ情報をよろしくおねがいします。