東京餃子通信編集長の塚田です。
2月27日にさいたま市の岩槻の「にぎわい交流館いわつき」で開催されたトークイベント「埼玉の小麦でつつむ」に出演させていただきました。
焼売の種藤さん、焼きそばの塩崎さんと私がパネラー、MCにクック井上。さんという布陣で臨んだトークイベントはめちゃくちゃマニアックな内容になりました。
当日の様子はYouTubeでも公開されています。(Vol1~3まであります)
せっかくこのメンバーが岩槻に集まったのだから地元の町中華に寄ろうということで訪れたのが創業80年の老舗店「中華の永楽」です。
岩槻駅から徒歩5分ぐらいのヤオコーのある交差点に「中華の永楽」はあります。
駐車場も完備されたかなり大きな店舗です。
1階はテーブル席、2階には宴会もできる大きな座敷があるそうです。
看板にはめちゃくちゃインパクトのあるイラストが描かれていました。
このキャラクターのTシャツがあったら買っちゃいますね。
営業時間も通常時は11:00から早朝5:00までとランチタイムもディナータイムも深夜も岩槻の皆さんの胃袋を支えているようです。
入り口のガラスケースにはズラッと食品サンプルが並んでいます。
自家製餃子もシュウマイも焼きそばもありますね。
それぞれ推しの小麦料理のあるメンバーにとって平和な世界です。
永楽は中華料理店でありながら自家製の豆腐が人気とのこと。
自家製の麺や餃子の皮やラー油を作っている店には出会ったことはありますが、自家製の豆腐を出している中華料理店は初めてかもしれません。
麻婆豆腐も美味しいそうなのですが、豆腐の味を堪能するために冷奴を注文しました。
この豆腐がめちゃくちゃ美味しい。
大豆の美味しさがギュッと詰まった豆腐です。
豆腐だけでなくキムチも自家製。
しっかりとつかっていて旨味と酸味が絶妙。
ただ辛いだけのキムチじゃありません。
お店の料理や材料へのこだわりを強く感じますね。
こちらも人気メニューのガツ。
コリッとした食感とごま油の香りでビールがどんどん進んじゃいます。
こちらは80年前の創業当時からの人気メニューのイカフライ。
ラードが香るサクッとした衣の中に肉厚なイカ。
これもツマミ性能がめちゃくちゃ高い一品です。
他の料理が美味しくてなかなか小麦料理にたどりつかないですね。
ようやく小麦料理の一品目の登場。
永楽自家製のシュウマイです。
海老と豚ひき肉に加えてシャキシャキとしたクワイの食感が感じられました。
埼玉B級ご当地グルメ王で2位にもなっているという岩槻ねぎの塩焼きそばは、岩槻ねぎが入荷しておらず品切れだったので、あんかけ焼きそばに。
具だくさんで野菜も豚肉もたっぷり。
バリバリとした硬麺にたっぷりのあんがかかってしっとりとなった部分が美味しいんですよね。
続いて焼き餃子。
いい感じに焼き上がっています。
自家製の皮の様です。
皮の食感は柔らかめ、焼き面はサクサクっとした軽めの食感に仕上がる良質な皮です。
餡はオーソドックスな豚肉とキャベツがベース。
そこにニラとニンニクがしっかりと効かせた、これぞ町中華の餃子という感じです。
岩槻の皆さんのスタミナ源になっているのではないでしょうか。
味付けはしっかりしているので超薄めの酢醤油+ラー油で、さっぱりと食べるのが私的にはちょうど良かったです。
続いて水餃子の登場。
焼き餃子と全く異なる形状で、辛子が添えられています。
こちらも自家製皮。
焼き餃子と水餃子では皮も違うのかもしれません。
中国本場の上部がキュッと縮められた包み方。
もっちりとした適度な弾力があり小麦の美味しさを楽しめる皮でした。
餡とのバランスもちょうどよく、辛子をちょいづけして食べるのがおすすめ。
こんな本格的な餃子に出会えるとは驚きました。
締めはラーメン。
こちらも自家製麺です。
私はラーメンに水餃子を浮かべて餃子ラーメンにしてこの日の締めとしました。
水餃子の皮に小さな穴を空けて、ラーメンスープを浸透させてから食べるとまた旨いんです。
こちらもおすすめの食べ方なので是非お試しください。
出てくる料理全てが美味しく小麦料理マニア一行も大満足。
80年間暖簾を守り続けてきたというのは伊達じゃないですね。
お店の雰囲気もとても良かったので、また足を運んでみたいと思います。