東京餃子通信編集長の塚田です。
GYOZA WEEKも残すところわずかとなりましたね。
皆さん充実したギョーザライフを送られましたでしょうか。
今回は休日の昼呑みにも使えるお店にうかがってきました。
京急の鶴見市場駅前にある「亀鶴(キカク)」は、テントに食事処&のみ処と書かれているように、地元では呑める町中華店として人気のお店です。
ちなみに鶴見市場駅周辺には市場はありません。
市場があったのは室町時代の話で、地名として市場が残っているそうです。
「亀鶴」の名物料理の一つが明治キンケイのインドカレー。
昭和時代に一世を風靡したカレーですが、我が家はハウスのカレーだったので子供のころにキンケイのカレーを食べた記憶はありません。
もう一つ店内はE.YAZAWA一色。
店主さんが相当なファンの様です。
お昼すぎだったのですが、店内では地元の達人たちがいい感じで盛り上がってます。
そんな中、カウンター席では週末出勤していると思われるサラリーマンが昼食として定食を食べています。
これが鶴見市場の週末の日常の風景なんですね。
私も乗り遅れないように瓶ビールを注文。
キリンの生麦工場が近いこともあってかキリンラガーの中瓶が出てきました。
コロナ対策のビニールカーテンがかかっていて上手に写真が取れなかったのですが、カウンターの奥と壁側に大量のメニュー短冊がはられています。
おすすめ料理はホワイトボードにびっしりと。
入り口近くにはそばとうどんのメニューがありました。
「亀鶴」は、もともとはおそば屋さんだったそうです。
店主さんがお客さんのリクエストに答えていくなかで、どんどんメニューが増えていった様です。
この日も常連さんが「オムライスの玉子抜き」を注文してました。
それってチキンライスじゃないかって思いましたが、メニューにはチキンライスはありませんでした。
きっと近いうちにチキンライスがメニューに登場するんでしょうね。
メニューが豊富なので、テーブル上の調味料も充実しています。
この日はハシゴをする予定だったので、一軒目の「亀鶴」では抑えめに。
注文は餃子+2点にしぼり白菜漬物とハムカツに決定しました。
まずは白菜漬物。
自家製の漬物はかなりしっかり漬かっていて美味しい。
漬物が美味しいお店はあたりですよね。
続いてハムカツ。
3枚セットです。
サクッと軽めの食感の衣とハムの厚さがちょうど同じぐらいでバランスがとても良いですね。
餃子にハムをいれるってあまり聞かないけど、やってみたら美味しそうですね。
餃子は1人前6個盛りです。
丁度よい感じの焼き加減。
あれだけ色々な料理を作りながらも餃子の焼き加減も安定しているって、店主さんは相当な実力の持ち主だと思われます。
皮は中厚でヒダはかなり深めに刻まれています。
餡は絞ったキャベツとニラが中心のオーソドックスなタイプ。
野菜比率はかなり高め。
ニンニクがしっかり効いているので、これを食べて明日の活力にしている方も入んじゃないかと推察します。
ビールとの相性バッチリでしたが、白飯でもチャーハンでも麺類でも、どんなものにでも合わせられる万能タイプの餃子です。
カウンター上に一味唐辛子があったので、酢醤油に一味唐辛子で辛味を加えてみました。
下味はそれほど強くないので、酢醤油で味を調整して食べるのがオススメです。
一味でピリッとさせたのも大成功でした。
今回はソロでのハシゴの中での訪問だったので「亀鶴」の魅力の極々一部しか楽しめませんでしたが、それでも十分に楽しめました。
気のおけない仲間3~4人で長居前提で昼呑み訪問すると「亀鶴」の実力を目一杯たのしめるんじゃないかなと思います。
ただ予約できるような雰囲気の店ではないので、テーブル席を狙うと満席のリスクがありそうですね。