東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、ベルーナドームに交流戦を観戦に行ったついでに所沢駅で途中下車。
近くで良さそうな餃子店が無いか探してみると、駅から少しはなれたところで年季の入った「特製餃子」と書かれた立て看板を発見。
看板に誘導され路地を入っていくと、、、
赤いテントの中華料理「栄華」を発見。
お店の前には出前用のカブが停車しています。
昭和を感じさせる雰囲気が素敵ですね。
暖簾と並んでライオンズのユニホームが干して有りました。
店主さんは熱狂的なライオンズファンの様です。
この日の対戦相手であるベイスターズの帽子を被って店内に入って敵対視されないかドキドキします。
「栄華」はもともとはサッポロラーメン推しのお店だった様子です。
ラーメンはなんと400円。
価格改定の後があって400円なので、以前はもっと安かったんですね。
看板の上に貼られた「ところざわ醤油焼きそば」も気になります。
入り口脇のガラスケースにはメニューサンプルが並んでいます。
完璧な町中華の佇まいですね。
映画界もこの雰囲気を見逃しません。
2018年に上映された「検察側の罪人」のロケ現場としても使われたそうです。
店内も良い感じです。
やっぱりライオンズ推しですが、ベイスターズキャップを被っていても温かく迎えてくれました。
中華メニューだけでなく丼ものも充実しています。
250円の餃子を注文。
焼酎も色々とありましたがキリンラガーの大瓶(700円)にしました。
そして気になるところざわ醤油焼きそばも食べておきましょう。
こちらは650円。
ビールを注文するとおつまみを出してくれるのも町中華の良いところ。
「栄華」では冷奴を出してくれました。
633は大人の義務教育ということで、ビールと冷奴で餃子と焼きそばの完成を待ちます。
しばらくして餃子が先に登場します。
タレは市販品がついてきました。
カリッとしたほぼ完璧な焼き具合。
底面だけでなくせり上げがった縁の部分まで焼き色がついているのが素晴らしい。
焼くときの油を贅沢にタップリ使っていますね。
皮は大きさの割にかなり厚めのものを使っていました。
ヒダも大きく深めに刻んであります。
餡の量は控えめで味付けもそれほど強い主張の無いタイプ。
焼き面のカリッとした食感と皮の弾力のつよいコシのある触感が印象的な餃子で、おつまみとしての性能はかなり高いです。
ビールとの相性は非常に良くて、ビールがどんどん消えていきます。
味の調整には市販のタレで十分ですが、個人的には若干辛味を強くしたかったかな。
続いてところざわ醤油焼きそばの登場。
650円ということで油断してましたが、かなりのボリュームです。
さらに目玉焼きには卵を2つも使うという贅沢っぷり。
ホントにこの価格で良いんですかね?
この「ところざわ醤油焼きそば」というのは、「栄華」のオリジナルメニューではなくご当地焼きそばでした。
所沢で160年の歴史をもつ「深井醤油」と同じく地元の老舗製麺所「見澤食品」が共同でにんにくや生姜などをブレンドした焼きそば専用の「ところざわ焼きそば醤油」を開発。
所沢ナビによると、この醤油を使った「ところざわ醤油焼きそば」は、現在、所沢市内10店舗ぐらいで食べられるそうです。
「栄華」の「ところざわ醤油焼きそば」は、たっぷりの野菜も取れるのが特徴。
「ところざわ焼きそば醤油」の風味が結構強くて美味しい。
ソースじゃなくて醤油もありですね。
これは主食としてもいけますし、ビールのつまみにもなる優れものです。
週末の昼間から、昭和のレトロな雰囲気を感じながら餃子と焼きそばで一杯飲る幸せ。
こういうお店は末永く残って欲しいですね。
また所沢に来ることがあれば、ふらっと立ち寄りたいと思います。