東京餃子通信編集長の塚田です。
茴香を使った餃子を食べたいと思い、都内で探したところ神保町で一店舗発見しました。
蘭州牛肉麺の専門店「馬子禄(マーズールー)」は、中国蘭州市で100年以上も蘭州牛肉麺を提供している老舗店で、中国政府認定の老舗店「中華老字号」にも選ばれています。
日本では唯一の支店ということでよく行列もできているらしいのですが、この日は並ばずに店内に入ることができました。
蘭州牛肉麺は麺の種類と太さを選べます。
私はオススメとされていた蕎麦棱(チャオマイレン)という三角麺を選択。
蕎麦粉の麺ではなく小麦の麺です。
麺の三角の形が蕎麦の実に似ているのでこの名前になっているそうです。
茴香水餃子もメニューにありました。
牛肉を使っているそうです。
なぜ豚肉ではなく牛肉なのかというと馬子禄はハラル認証のお店なんですね。
もちろんアルコール類もおいてません。
入り口で注文とお会計を済ませるスタイル。
案内された席には既にジャスミンティーが用意されていました。
これは嬉しいサービス。
数分して蘭州牛肉麺が運ばれてきました。
辣油とパクチーがたっぷりかかっています。
牛肉と牛骨からとった旨みたっぷりのスープと10種類以上の薬膳が使われているらしく、とても複雑な風味がします。
そして汗が吹き出てきます。
辣油が辛いというのありますが、薬膳の効果もあったと思います。
こちらが蕎麦棱。
角があるためかスープが絡みやすい様です。
ちょっと太めの麺で独特な食感も面白いですね。
蘭州牛肉麺を食べ進めていると、茴香水餃子も運ばれてきました。
これぞ手作り皮という感じのしっとりしてモチモチ感のある皮です。
たっぷりの牛肉に細かく刻まれた茴香、後はセロリでしょうか。
牛肉と茴香の相性が非常によく、甘い香りとほんのりと感じる苦味が良いアクセントになっています。
黒酢につけて食べるのがオススメです。
この黒酢の香りも良いです。
牛肉麵のスープと一緒に食べても美味しかったです。
辣油の辛味とパクチーの香り、スープの旨味。
どの要素も餃子と良く合うので、是非お試しください。
わざわざ茴香の餃子を食べるために神保町にやってきた甲斐がありました。
蘭州牛肉麺もこれまで食べた蘭州拉麺の中でトップクラスに美味しかったので、日本の支店をもっと増やしてほしいですね。
馬子禄 牛肉面 神保町店 (ラーメン / 神保町駅、新御茶ノ水駅、小川町駅)
昼総合点★★★★★ 5.0