東京餃子通信編集長の塚田です。
大口駅に来る予定がありランチで餃子が食べられるお店を探索。
大口には寺尾屋という人気の激安町中華店があったのですが、この夏に閉店をしてしまったので新たに開拓を行います。
そこで見つけたのが寺尾屋跡地から数分歩いたところにある「宝明楼」。
公式のTwitterアカウントの情報によると、
昭和二十年(1945年)に伊豆・松崎町で初代宝明楼の暖簾を出し、二代目が横浜の地に昭和三十九年(1964年9月1日)宝明楼を開店
と、かなりの歴史のあるお店。
この情報を知った上でお店の外観を見ると只者ではなさそうな雰囲気が出てますね。
店内は地元のお客さんでほぼ満席。
厨房では3代目と思しき店主さんが常連さんと会話をしながら鍋を振るっています。
私はカウンター席に座りメニューをチェック。
焼き餃子が鍋貼児と書いてあったり、本格的な中国料理店っぽいメニュー表。
伊府麺や弁麺など町中華ではあまり出会わない麺類もあります。
今回は餃子と伊府麺を注文することにしました。
午後の予定は特になかったので昼間から瓶ビールを頂きます。
最近町中華店でよく赤星に出会いますね。
コップはなぜかアサヒ。
先に来たのは伊府麺。
揚げ麺に汁がたっぷりかかっていて、各種野菜にチャーシュー、豚肉、蟹肉と具材もかなり豪華です。
この具材で850円ってかなりお得ですよね。
伊府麺というのは小麦粉を水ではなく卵で練った麺を茹でてから油で揚げたものなのですが、宝明楼の伊府麺は普通の揚げ麺を使っているかもしれません。
(私は麺の専門家ではないので判定できませんでした、、、)
揚げ麺の上から汁がかかっていて、最初は固い食感の麺が後半になるにつれて柔らかく変化していくのも面白かったです。
具材の豊富さに加えて紅生姜が良い箸休めになっていました。
続いて焼き餃子。
こちらも7個で400円とかなり頑張った価格。
注文が入ってから店主さんが流れるような手さばきで餃子を包んでいました。
薄めの皮をつかい焼き色も焼きすぎず薄めにつけています。
餡の野菜が透けて見えるぐらいの皮の厚さです。
餡はキャベツを適度に絞りザクザク感を残していました。
豚肉は徹底的に練られていて食感はあまり感じないのですが、豚肉の旨味はしっかりと感じます。
ニンニクやニラも香り、これぞ町中華の餃子という風味。
全体として非常にバランスのとれた美味しい餃子でした。
今回食べた伊府麺も焼き餃子もどちらも美味しかったですし、弁麺や紅、男飯など気になる料理が色々合ったので、町中華好きをさそってまた訪問したいと思います。