東京餃子通信編集長の塚田です。
ちょっと前の週末に銀座に出てきたので新店の開拓。
銀座一丁目で静かな通りで創作広東料理を掲げる「漫莉キッチン」というお店を発見。
雰囲気も良さそうだったので入ってみることにしました。
平日はお得なランチメニューがあるそうなのですが、週末は昼でも通常メニュー。
餃子をピンポイントで食べたい私にとっては通常メニューの方がありがたいです。
餃子は2種類あったのですがオリジナル焼き餃子を選びました。
黒板には本日のおすすめ料理ということで魅力的なメニューの数々。
漫莉キッチンを営むご夫婦が広州出身で、現地の広東料理風にアレンジした創作料理なんだそうです。
漫莉キッチンの推しのメニューは老火粥。
老火粥とは広東地方を代表する家庭料理で、お米と具材を弱火でじっくりと煮込んだお粥です。
漫莉キッチンでは2日間かけて煮込むそうです。
老火粥は3種類用意されています。
具材はトッピングではなく、それぞれお米と一緒に長時間煮込んでいます。
ものすごい手間をかけてますよね。
今回は一番人気というムール貝粥を選びました。
先にオリジナル焼き餃子が運ばれてきました。
じゃっかん大きめではありますが見た目は普通の焼き餃子です。
焼き方も丁寧ですね。
もっちりとした食感のやや厚めの皮を使って餡はかなりたっぷり包みこんでいます。
下味はしっかりついていると言うので、まずはそのまま頂きます。
餡は豚肉とキャベツのバランスタイプで、春雨で食感の変化を出しています。
餡を噛むとキャベツの甘みと豚肉の旨味がしっかりと感じられます。
ニンニクやニラの香味野菜どころか野菜はキャベツのみ。
理由を聞くと純粋にキャベツの美味しさを活かしたかったとのこと。
オリーブオイルを使っているのもポイントで、餡の量は多いのにあまり重さを感じさせないのも特徴です。
酢コショウで食べることも勧められたので試してみました。
確かに餡の味がしっかりしているので酢コショウでも美味しくいただけます。
創作広東料理店まで酢コショウが浸透しているとは驚きました。
続いてムール貝の老火粥。
土鍋でグツグツいっている状態で運ばれてきました。
見るからに旨そう。
香りもとっても良いです。
とっても滋味深い味わいのお粥です。
形がなくなって溶けるぐらいに煮込まれたムール貝の出汁がいいですね。
毎朝でも食べたいと思えるお粥です。
ふらっと立ち寄った「漫莉キッチン」ですが、期待値を遥かに超えた素敵なお店でした。
老火粥の残り2種類も食べてみたいですし、韮菜盒子っぽいニラ卵餃子も美味しそう。
おすすめメニューも気になるものばかりでしたので、これはディナータイムにお腹をすかせて再訪する必要がありそうです。
創作広東料理 漫莉キッチン (広東料理 / 新富町駅、宝町駅、銀座一丁目駅)
昼総合点★★★★★ 5.0