東京餃子通信編集長の塚田です。
私が尊敬する酒場案内人の塩見なゆさんがSyupoで「【東京版】ビールに合う餃子はコレ!酒場を含む餃子の名店10選」という素晴らしい記事を公開していました。
餃子専門店や町中華は餃子愛好家からのタレこみで情報が集まるのですが、酒場の餃子に関しては情報なかなか入ってこないので非常にありがたい情報です。
記事で紹介されていた京成線高井戸駅近くにある「たつみ」を早速訪問してきました。
Syupoの情報によると創業は50年以上前で、甘味処から始まったお店とのこと。
今でもたい焼きは人気で居酒屋の入り口の逆サイドではたい焼きの販売がされてます。
メニューは200以上。
焼きものから、刺身、寿司、揚げ物などジャンルのこだわりなく幅広く酒の肴が取りそろえられています。
このラインナップの中でも自家製の餃子が「当店人気No.1」とのこと。
味わいのあるお店の雰囲気である一方でオーダーは自分のスマホからできるという、新しい技術も取り込んでいます。
こういう柔軟性は素晴らしいですね。
メニューがどんどん増えていくのも、この柔軟性が成せるわざかもしれません。
とりあえずホッピーを注文。
氷の有り無しも選べるのは上級者の方にはうれしいシステムかも。
餃子に先行して刺身の盛り合わせ。
新鮮でおいしいお刺身でした。
続いて当店で人気第2位のメニューだといういわしの梅揚げ。
想像よりも大きく立派ないわしが出てきてびっくり。
頭からがぶりと食べられるように下処理もされていて食べやすい。
いわしのふっくらした感じと梅としその爽やかな風味がたまらず、ホッピーが進んじゃいます。
続いて焼き餃子の登場です。
餃子はノーマルタイプと海老入りニラ餃子の2種類あります。
こちらはノーマルタイプ。
強火を売りにしている割には焼き色にムラがかなりあるのは少々気になりますが、餃子の専門店ではないので許容範囲です。
軽い食感の焼き面です。
全部これぐらいの焼き加減だったら大絶賛なんですけどね。
たつみの餃子は包み方にも特徴があります。
基本的にヒダがありません。
良く伸びる皮を使っているからできる技ですね。
Syupoにも皮が手作りだと書いてありましたが、自家製皮というのは本当の様です。
甘味処から居酒屋に業態を変えてきたなかで、どうして餃子の皮まで行ったのかは気になるところです。
やや厚めのもっちりした皮に包まれた餡はオーソドックスなタイプで味付けはしっかりとしてありました。
酒のつまみにちょうど良い餃子でした。
こちらは海老入りニラ餃子。
焼き加減は先ほどに比べて段違いに良くなりました。
海老入りニラ餃子はその名前の通り、海老とニラが足された餃子。
海老の甘味やぷりぷりッとした食感が印象的。
餡の海老の存在感に加えて焼き加減が良かったこともあり、ノーマルタイプの餃子よりもこちらの方が美味しく感じました。
手作りの焼売もあったので、こちらもオーダー。
椎茸などを混ぜた肉餡がみっちりと詰まっていて、これが大当たり。
餃子が手作り名だけでなく、他の料理も美味しくお酒の種類も多くて、生活圏にあったら入り浸ってしまいそうな魅力的なお店でした。
酒場の餃子も侮れないことが分かったので、各地の酒場巡りも進めていきたいと思います。
「あそこの酒場には自家製の餃子があるよ」なんて情報がありましたら、ぜひタレコミをよろしくお願いします。