中華街は獅子が飾ってあったり、餅やちまきの店が特別に出てたりと春節の準備ムード満点でした。
そんな中、今回のお目当ては関帝廟通りの公園の目の前にある蓬莱閣さん。
こじんまりした北京料理のお店なのですが、特徴がある餃子を出す店として有名です。
餃子が名物の店だけあって、餃子コースなるものが用意されています。
餃子が主食だという事を示すようなメニュー構成。
前菜とスープに焼き餃子、水餃子、蒸し餃子と展開されるようです。
なぜか北京料理屋さんなのですがスープはサンラータン。。。
蓬莱閣さんは以前は山東省出身の王ばあちゃんが切り盛りしていた店だったらしいのですが、今はそのお孫さんが経営をしているようです。
その「王」おばあちゃんの餃子レシピを忠実に守っているのが現在の餃子メニュー。お店では奶奶的餃子(ナイナイギョウザ)と呼んでいるらしいです。ちなみに奶奶は中国語で父方の祖母の事。
餃子は焼き、蒸し、水、スープとあるのですが、今回は表に出ていた餃子コースを注文しました。
最初に冷菜と胡椒たっぷりのスーラータンがやってきます。かなり刺激的な味で旨かったです。
続いて水餃子がやってきます。
北京料理店ではありますがルーツは山東省はだてじゃない。完全に東北地方の餃子です。
皮はモチモチ、餡は豚肉とニラが中心でかなりジューシー。肉汁がジュワーっと出て来て大変美味しい水餃子でした。
次にやって来たのが蒸し餃子。
これはでかい。大きめのせいろに4つしか入りません。
こちらも皮がモチモチ。餡にはかなりしっかり下味が付いているので何も付けなくても美味しいです。
お店の推奨はお酢にラー油とのこと。
がぶりとかぶりつくと肉汁が飛び出てくるほどのジューシーさ。蒸し餃子でここまでジューシーなのは珍しいですね。小龍包みたいにスープを足したりしてるのかと思い店員さんに聞いてみたのですが豚肉の肉汁だけだとのこと。良いお肉を使ってるんでしょうね。
締めは焼餃子。こちらもジャンボサイズ。餃子自体は蒸し餃子と同じですが、ごま油の焦げた香りがたまらなく食欲をそそります。
蒸し餃子と同様にかじりつくとモチモチの皮の中から肉汁がピューっと飛び出てきます。危険なぐらいの肉汁の量。
底のカリカリとした食感もたまりません。かなり完成度の高い焼餃子です。王おばあちゃん恐るべし。
店の雰囲気も良く、子供連れでもゆっくり食事をする事が出来ました。
餃子以外のメニューも美味しかったので、確実に再来訪すると思います。
中華街でまた一つ贔屓の店ができてしまいました。
蓬莱閣 (北京料理 / 元町・中華街駅、石川町駅、日本大通り駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
蓬莱閣 ( 元町・中華街 / 北京料理 )
★★★★★5.0
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