東京餃子通信

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バルセロナでついに発見!Raviolis japoneses rellenosという名の餃子は日本の一歩先を行っていた

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バルセロナでは闘牛禁止法なる法律が出来たため、2011年を最後に闘牛が行われなくなりました。

残されてしまった闘牛場はその後どうなっているかと言いますと、全面的に改装されてオシャレなショッピングモールに生まれ変わっています。

今晩はそんな闘牛場後のショッピングモールに夕飯を食べに出かけてきました。
エスパーニャ広場の近くの円形の建物がそれです。



==== 丸い闘牛場の形を活かして、かなりカッコいいデザインに仕上がりです。

 


買い物も早々に切り上げ、夕飯を食べる場所を探しに地下1Fにおりていくと、ひときわ目立った看板を発見。

UDON yaなるアジア料理の店が出店していました。

テイクアウト専門店と、




イートインタイプのお店が併設されていました。

イートインの方は、周りに壁がなくてフードコートのようですが、ちゃんとウェイトレスがサーブしてくれます。

かなりの人気店のようで、夜10時前だったのですがほぼ満席で次々とお客さんがやってきます。




メニューが気になって見てみると、なんと餃子があるじゃありあせんか。




GYOZASという名前で販売されています。
スペイン語で言うとRaviolis japoneses rellenos。餡が詰まっている日本のラビオリって感じでしょうか。

チキンカレー餃子、ガーリック&海老餃子、野菜餃子、豚肉餃子の4種類が用意されています。

2個で2.55ユーロ。日本円で400円ぐらいですね。
かなりの高級餃子ですよ。

今回はオーソドックスに豚肉餃子に挑戦する事にしました。




せっかくなのでオススメの焼うどんも頼んでみました。
野菜焼うどんで1000円ちょっとします。

味付けは酸味と甘みのあるソースでいためてあります。
日本の醤油味の焼うどんとは違います。
現地の人の好みに大分アレンジされているようです。




焼きうどんに遅れること5分ほど。焼き餃子もやってきました。

ヒダはつけずに圧着されています。
ラビオリの様に、皮の輪郭が波を打つように切られているのがかわいらしいですね。




焼き目は3面焼き。
底と表、裏に軽く焼き目が入っています。




皮はやや厚目で堅くてゴワゴワしています。
中国で食べた焼き餃子もこんな感じでした。

粉の配分だったり、皮の厚さだったりに問題がありそうです。
蒸す工程が足りないのかもしれないです。

いずれにしても改良は必要なところ。

餡には薄い味付けのみ。
醤油をつけて味の調整をしました。




ここからが驚きの展開。
餃子と焼うどんをたいらげると、ウェイターさんがデザートを薦めてきました。
デザートメニューに載っていたのがこちら。

そうです。これは餃子です。
フルーツ餃子と言うそうです。

お腹はかなり満たされていたのですが、迷わずフルーツ餃子を注文しました。
ここで食べなければ次のチャンスは無いですからね。




トッピングでアイスもつけられたので、バニラアイスをつけてもらいました。
完全にデザートです。




こちらはパイナップル餃子。




中からパイナップルが出てきます。
ちょっと厚目のクレープか、パイのような感じです。




こちらはアップル餃子。




中には甘く煮たリンゴが入っています。
アップルパイみたいな味です。

アイスと合わせて食べると美味しかったです。




焼うどんと餃子とビールとデザート餃子で全部で2500円ぐらいになりました。
フードコートっぽい外観からするとかなり高めの価格設定ですよね。

こちらのUDON yaは2004年からバルセロナで店舗展開をはじめ、現在ではスペイン各地に店舗をもつチェーン店に成長しているとのこと。

どんな方が経営しているのか非常に興味があります。

焼き餃子を日本の食べ物として世界に広げて行きたいと考えている私にとって、スペインで焼き餃子を中国生まれのものではなく、日本生まれのRaviolis japoneses rellenosとして紹介してくれているUDON yaには、スペインだけでなく他の国でも頑張って欲しいですね。

UDON yaはホームページもとてもかっこ良いデザインなので、是非ごらんになってみてください。

スペインで、スペイン料理に飽きたらUDON yaもありかも知れないですよ。