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太っ腹なトルコ航空のイスタンブール無料ツアーからのマントゥ3連チャンへ(その2)

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前回トルコ航空の無料市内観光のグループから離脱した私は、イスタンブールのアジア側にマントゥの人気店があるという情報をたよりにマントゥ探しの旅に出ます。

イスタンブールは海峡でヨーロッパ側の旧市街、現代のビジネス中心地の新市街、そしてアジア側と3つに分かれています。

旧市街からは、直接アジア側には橋が掛かっていないので、船での移動になります。
というわけでまずは港を目指します。

港までは歩けない距離ではないのですが、せっかくなので路面電車を利用して移動。
どこまで乗っても3TL(トルコ リラ)で移動できるので、かなり便利。





==== 港のあるエミノニュ駅で降りると、観光客が港とは逆側にぞろぞろと歩いて行くので、ついて行ってみると、そこには市場がありました。





スパイスマーケットというらしく、見た事も無いような種類の香辛料が売られています。
この他にも、観光客をターゲットにしたお土産屋さんやアクセサリーショップなどが所狭しと並んでいました。




時間もあまりないので、マーケットは早々に退散して船に乗り込みます。
この船で対岸のカドゥキョイに向かいます。




船の乗船料も3TL。自販機でチケットを購入するとこのようなコインが出てきます。
これを自動改札に入れると船に乗る事が出来ます。




対岸までは20~30分の旅なのですが、ちょうど日没タイム。
先ほどまでいた旧市街地に太陽が沈んで行きます。

こんな景色が見られて、本当に幸運です。




そうこうしているとカドゥキョイの港に到着しました。
カドゥキョイの街も非常に賑わいのある街で、繁華街には若者であふれていました。




港から歩く事、約10分ほど。
こちらがイスタンブールで人気のマントゥ専門店です。




SAYLA MANTIというお店で、この地で40年近くマントゥを作り続けているそうです。
店内には、いろんな有名人とおぼしき人たちとの写真などが飾られています。

店内は地元の家族連れのお客さんでにぎわっていました。




こちらがメニュー。
お目当てのManti(マントゥ)は一皿13TL。ついでにAYRAN(ヨーグルトドリンク)も注文しました。




私も「地球の歩き方」情報で来たのですが、日本人のお客さんが時々来るようで日本語のメニューも用意されています。

ちなみに、日本語はおろか英語も全く通じませんので、指差し注文です。




AYRANが先にやってきました。
薄い塩味が付いているのですが、もう少し塩味が欲しかったので塩を足してみました。

好みで調整するものらしいですね。




真打ちのマントゥの登場です。
餃子というよりも、ラビオリを更に小さくした感じです。

形状を見ると1枚の皮から作られているようなので、作り方は餃子に近いのかもしれません。

ヨーグルトソースにオレンジ色のオイルが掛かっています。ヨーグルトソースはニンニク風味のちょっとクセのある味。

オレンジ色のオイルはちょっと辛いのですが同時にトマトの風味がします。
オリーブオイル × 唐辛子 × トマトって感じでしょうか。




テーブルには香辛料が備え付けられています。




唐辛子とドライハーブがもう一種類。多分バジルだと思います。
こちらをお好みでかけて食べるようですね。




皮はモチモチっとしています。
小さい割には皮がしっかりしていますね。

餡として少量の羊肉が包まれていて、羊肉の香りがふわっと広がります。

これがヨーグルトソースと非常に合います。
トルコを始めとしてこの辺の地域ではヨーグルトを上手に使いますよね。

隣の席のファミリーが、バゲットにマントゥのヨーグルトソースをつけて食べていたのですが、そんな楽しみ方もあるようです。




食後に締めの紅茶を出してくれます。
こちらはサービスの様でした。




海を渡ってやっと巡り会えたマントゥの味は格別でした。

言葉は全く通じませんでしたが、3世代の家族経営っぽい店員さん達は、みんな笑顔で気持ちの良い接客でした。

再度イスタンブールに来る機会があれば、是非また来たいと思います。

目的地にはたどり着きましたが、まだまだマントゥ探索の旅は続きます。