今回のdancyu5月号の特集「餃子の王道。」はヤバい。
雑誌の餃子特集や餃子本が発刊されれば一応購入するものの、正直なところ、多くは知っている情報だったり記事の内容が浅かったりと、がっかりする事の方が多かったりします。
前回2年前に出されたdancyuの餃子特集も「蔓餃苑」の記事以外は、紹介する餃子店のセレクションもイマイチだったり、結構不満をもっていました。
dancyu 7月号「秘密の餃子」あなたの知らない大人の快感
しかし、今回のdancyuは違いました。
とにかくdancyu編集部の皆さんの気合いと餃子への愛情が120%伝わってくる内容。
発売から1週間が立ってしまいましたが、まだ遅くはありません。
全力で「買い」を推奨します。
何がスゴいのかを、概要レベルで紹介していきましょう。
まず最初にあの中央亭が登場します。
知る人ぞ知る、餃子の有名店ではありますが、沼津にある中央亭をトップに持って来たのはこだわりを感じます。
中央亭の他にも、有名店が紹介されているのですが、私もノーマークだったのが「スタミナ苑」。
総理大臣が来ても、ジャニーズが来ても並ばせるという、超人気焼肉店とうことで名前は知っていましたが、お土産餃子が美味いらしい。
お土産餃子のために、焼き肉を食べにいくか悩み中です。
そして馬場の「ムロ」に妹尾河童さんが再登場。
23年前に行った取材を再現したそうです。
dancyuの餃子特集の歴史を感じさせます。
東京餃子通信なんてまだまだですね。
今回はご当地餃子も紹介しています。
特に注目して欲しいのが八幡の鉄鍋餃子。
八幡といば今年の全国餃子サミット開催地。こういうところもしっかり押さえてます。
普通に考えると宇都宮と浜松となるところを、あえて八幡を持ってきています。
そして圧巻は餃子の科学と学習コーナー。
dancyu餃子部の企画で、餃子に関するあらゆる仮説を検証していきます。
検証結果をもとに、最も効果的な手間をかけたレシピをdancyu餃子部公式レシピとして公開。
私も実際に作ってみたので、後日レポートします。
全般的に大変すばらしい企画だったのですが、唯一引っかかった点がありました。
餃子店の紹介コーナーの中で、スヰートポーズの紹介をマッキー牧元さんが行っています。
日本で一番歴史のある餃子店の一つなので、今回の企画に登場するのは当然だと思います。
スヰートポーズといえば、餃子の両端が閉じていないというが特徴ですよね。
しかし、餃子部の実験では横を閉じないスヰートポーズのような包み方を完全否定。
上は開けても、横は空けるなとのとです。
スヰートポーズは超特殊な例ですから、自宅で餃子を作る時には閉じるのが普通だと思いますが、、、
まぁ、実際にはこんなところは誰も気にしないのでしょうね。
この企画を褒めてばかりいたので最後にあえて少し落としてみましたが、全般的には本当にすばらしい餃子企画だったと思います。
当ブログを読んでいて、まだdancyu 5月号を手にしていない方は、是非ご覧になることをお勧めします。
dancyuさんには、今回の部数をのばしてもらって、餃子企画の頻度をもう少し上げてもらえると嬉しいですね。