東京餃子通信編集長の塚田です。
小田急江ノ島線の南林間駅で産まれて初めての下車。
田園都市線の終着駅の中央林間駅の隣の駅といったら、多少はイメージがつくでしょうか。
南林間駅にわざわざ来た目的は餃子専門店「こんがりきつね」。
開店からまだ1年ちょっとの新しい餃子専門店です。
まだ開店直後だったので店内は独占状態でした。
店主さんに撮影許可をいただいて取材開始です。
餃子の種類は豊富で、基本のこんがり餃子の他に、キムチ餃子やシソ餃子、ぶたもつニラ餃子などがあります。
定食メニューがお得で、餃子を2種類選んで875円から。
女将さんのオススメに従って、にんにく入りのこんがり餃子とトマトバジル餃子を選択しました。
10分ほどで餃子が焼き上がりました。
餃子の他に、サラダとスープとライスがついてきます。
餃子は羽根付きに焼いたものを鉄板にひっくり返して登場。
向かって右がこんがり餃子、左がトマトバジル餃子です。
ひっくり返す時に羽根が割れてしまっているのがちょっと残念。
餃子のサイズはかなり大きめ、普通の餃子の1.5倍ぐらいはあると思います。
餃子のタレは2種類。
ややピリ辛の味噌ダレと酢醤油のタレ。
まずはこんがり餃子からいただきました。
大きさのわりには、とても薄い皮を使っています。
厚さ指定の特注品。
パリッとした食感だけを残して、餡の味を極力邪魔しない皮です。
餡には非常に多くの種類の野菜が使用されていて、深みのある味です。
ベースは豚肉とキャベツですが、ネギの甘みが印象的。
長ネギ、玉ねぎ、そして赤ねぎのローストも入っているとのこと。
ニンニクに関しても、普通のニンニクだけでなく細かくきざまれたニンニクの芽も入っていました。
判別できなかった材料が他にも入っていそうです。
これは家庭では、なかなか再現出来ない味ですね。
ちなみに女将さんによると、こちらの餃子は生餃子よりも一旦冷凍したほうが美味しいのでわざわざ冷凍しているとの事。
続いてトマトバジル餃子。
皮が薄いので中のトマトが透けて見えますね。
トマトバジル餃子は、餃子のタレではなくてレモン汁と粗引きコショウがオススメとのこと。
一口食べると、想像以上にイタリアンな感じ。
バジルの香り、トマトの酸味、そしてチーズ。
これはくせになる味です。ご飯のおかずというよりもワインと一緒が良かったかも。
ベース餡にバジルやトマトを足しているのではなく、この餃子専用に調合した餡を使ってるとのこと。
トマトバジル餃子にかぎらず、しそ餃子や豚モツニラ餃子など、他の餃子もベースの餡から異なるとのことです。
冷凍にしてるとはいえ、これは仕込みが大変そう。
新作餃子でつけ麺ならぬつけ餃子というものに挑戦しているそうです。
焼いた餃子を濃厚なスープに通して食べるという新しい食べ方の提案。
現在は豚骨スープととろろが提供されています。黒ゴマ担担麺を開発中で近いうちにデビュー予定とのこと。
開店1年ちょっととは思えないほどの新メニューの開発力。
新しいアイデアもさることながら、調理の手間をいとわない餃子への情熱が素晴らしいと思いました。
他の餃子も気になったのですが、このサイズの餃子を8個食べるとかなりお腹がいっぱいになってしまいました。
ちょっと便は悪いですが再来訪したいと思います。
小田急南林間のボリューム満点こだわり餃子の店「こんがりきつね」
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