東京餃子通信編集長の塚田です。
今回の浜松食べ歩きツアーでどうしても確かめたいことが一つありました。
それは杏林堂というドラッグストアで売られている餃子の話。
秘密のケンミンSHOWやマツコの知らない世界(餃子の回ではなくドラッグストアーの回)などで、何度か見かけてずっと気になっていました。
浜松市内を運転していると、幹線道路を中心にあちこちで杏林堂の看板を見かけます。
地場に完全に根付いたドラッグストアのようですね。
店内に入っていくと、餃子専用の冷凍庫が置かれています。
他にも食料品は販売されているのですが、冷凍食品は餃子だけ。
秘密のケンミンSHOWの件もしっかりとアピールされていました。
杏林堂では、「本当においしい餃子」と「本当においしい肉餃子」の2種類が販売されています。
いずれも30個入りで1,000円。正直もっと激安餃子をイメージしていたので、そこそこのお値段でびっくりしました。
浜松では手包みの餃子専門店の持ち帰りで単価40円ぐらいで買えますから。
せっかくなので、それぞれ1袋ずつ購入しました。
自宅に帰ってきてから杏林堂の実力を試してみることにしました。
パッケージはこんな感じ。
まずは「本当においしい餃子」からいただきます。
袋のなかはトレイが2重になっています。
トレイが深めなので、重ねて販売されていましたがヒダが欠けていることもほとんどありません。
非常に優秀なパッケージです。
もやしを切らしてしまっていたのですが、円盤型に焼いてみました。
普通に焼くと、皮についた小麦粉が溶けて自然と羽根が付くようです。
誰でも簡単にパリパリな焼き目が出せるというのがウリとのことですが、我が家の場合妻が焼くのが上手すぎるので、本当に簡単なのかどうかはわかりません。
焼き面はパリッとしていますが、皮自体はモチモチ系の皮で、かなり弾力があります。
こちらの餡はキャベツ中心。
意外といっては失礼ですが、キャベツの甘みが活かされたレベルの高い餃子でした。
浜松餃子のオーソドックスなタイプのさっぱりした味付けで、幾つでも食べられてしまいます。
かなりしっかりと作り込んだ冷凍餃子ですね。
むつ菊の餃子ダレと辣油が余っていたので、こちらにつけて食べてみると上手さ倍増。
これはタレの実力かもしれませんが、餃子もタレにまけない実力があるということ。
続いて「本当においしい"肉"餃子」をいただきました。
お腹が膨れてきていたので、ちょっと少なめに焼いてみました。
肉餃子も皮はモチモチ系です。
餡に関しては「肉」とうたっているだけあって、一般的な浜松餃子に比較すると豚肉の比率がかなり高く入っています。
ジューシーでおいしい餃子ではあるのですが、浜松餃子の路線からは少し外れているかもしれません。
実際に餃子を食べてみて白も黒もいずれも、レベルの高い冷凍餃子ということはわかりました。
それにしてもドラッグストアで、オリジナルの餃子が買えるというのは凄いことですよね。
杏林堂の餃子は浜松市民の生活に餃子が深く根付いているということの証でもあるとも感じました。
浜松が宇都宮を抑えて餃子消費量日本一になった影には、杏林堂の力もあったのかもしれないですね。
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