中華街ではこういうお店は貴重ですよね。
休日のお昼過ぎの時間に行ったのですが、店内はほぼ満席。
そして中国語を話すお客さんの比率がとてもたかいのが印象的でした。
ちょうど奥の4人席が空いていたので待たずに入れました。
東北人家のおすすめメニューは焼きそばです。
まずはこちらを注文。
そして醤大骨と蒸し餃子も注文しました。
蒸し餃子の野菜が漬白菜だというのがポイント。東北地方の餃子には、気候の関係から漬物の白菜が使われることが多いのです。
蒸し餃子の他にも、水餃子とニラまんじゅうを注文しました。
焼餅も食べたかったのですが、今回はお預け。
まずはイチオシの焼きそばから。
もちもちした面の歯ごたえが特徴的です。
味付けも麺の存在感に負けない、濃いめのニンニク醤油味。
とても美味しい焼きそばでした。
続いて醤大骨。醤油でじっくり煮込まれた豚の背骨です。
手袋をつけて骨にむしゃぶりつくます。
骨の近くの肉ってなんでこんなに美味しいんでしょうね。
餃子に入る前の箸休めに干し豆腐の炒め物。
干し豆腐も東北地方ならではの保存食ですね。
炒めものとして食べたのは初めてですが、これも美味しかった。
そしてメインの餃子の登場です。
まずは水餃から。
一つ一つ手作りで丁寧に作られた水餃です。
特製の黒酢とラー油ベースのタレにつけて食べるようです。
それほど辛くはありません。
皮はもちもち。
餡はぶた肉とニラがたっぷり。
非常にジューシーで私が好きなタイプの餡です。
そして東北人家オススメの蒸し餃子がやってきました。
かなり大きめのサイズで迫力があります。
皮は中国南部の飲茶料理にある浮き粉の透明な皮ではなく、小麦粉をこねたしっかりとした皮です。
餡のぶた肉比率は高く、白菜は細かく刻まれているため食感はあまり強く感じません。
シャキシャキした食感を少し期待していたので少し期待外れではありました。
野菜はしっかり入っているものの、豚肉の味を全面に出した蒸し餃子です。
締めはニラまんじゅうがやってきました。
ニラまんじゅうという名前ですが、これは焼き餃子と言っても差し支えのない形状ですね。
ただし、1個200円とやや高めの価格設定だけあって、かなりの大きさです。
これを2個食べただけで、結構お腹にたまりそう。
大きなサイズではありますが、ひだは細かく丁寧に包まれています。
餡の中身はニラと卵。
ニラの香りが口のなかにぶわっと広がり、ニラ好きにはたまらない餃子です。
皮はやや厚めでさっくりした歯ごたえです。
焼き加減も良いのでしょう。
皮が発酵されていないので一般的には「まんじゅう」とは呼ばない気がしますが、餃子に比べるとかなり厚めの皮です。
都内では中国東北地方出身の方がやっている中華料理店は幾つか見つけることができますが、横浜中華街では非常に貴重な存在の「東北人家」。
餃子の味も良かったですし、それ以外の料理も美味しかったので、中華街での我が家の定番コースの仲間入りをしそうです。
東北人家 (中華料理 / 石川町駅、日本大通り駅、元町・中華街駅)
横浜中華街にもまだまだ未開拓な餃子の美味しいお店があるはず。
もしオススメの餃子をご存知な方がいましたら、ぜひタレコミをよろしくお願いします。
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!