【神保町】「焼きそば名店探訪記」コラボ企画(3)「揚子江菜館」で元祖上海焼きそば&なぜかお得な餃子セット
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東京餃子通信編集長の塚田です。
太湖飯店と成光と2軒の神保町の老舗店で焼きそばと餃子を「焼きそば名店探訪記」の塩崎さんと回ってきました。
2軒回るだけでも、焼きそばと餃子がそれぞれ特徴が異なっているのがよくわかったのですが、まさか2軒だけで終わるわけはございません。
成光を後にした一行は、塩崎さん推薦のすずらん通りの「揚子江菜館」を目指します。
揚子江菜館は、過去の東京餃子通信でも取り上げましたが、神保町界隈で最も歴史ある中国料理店の一つです。
創業は明治39年。創業から100年を軽く超えています。
太湖飯店で、塩崎さんが解説してくれた「寧波同郷会」の初代会長も揚子江菜館の創業者だったようです。
揚子江菜館は、冷やし中華発祥の店としてとても有名ですが、私も塩崎さんもまだ一度も食べたことがありません。餃子と焼きそばという、お互い偏った注文ばかりしているからですね。
塩崎さんによると上海焼きそばも揚子江菜館が元祖だとか。
実際に上海に行くと、このようなタイプの焼きそばは無いらしいですね。
寧波の炒麺にこのようなスタイルの料理があり、寧波だと日本人がわからないだろうから寧波近くの有名都市の上海という名前をつけたのではないかというのが、塩崎さんの仮設です。
上海焼きそばが日本で生まれたことに驚きました。
揚子江菜館は、超老舗店だけあって全般的に高めの価格設定ではあるのですが、何故か餃子だけは特別にサービスされています。
ランチタイムを過ぎると、焼き餃子セットがなんと700円になります。
ちなみに餃子単品では820円です。
向かいのスヰートポーズを意識しているのでしょうか。
この日もギリギリ21時前についたので、餃子セットを注文できました。
ただし、ここまで炭水化物摂取過多なので、ライスは抜きにしてもらいました。
しっかりとカリッと焼かれた餃子が6本やって来ました。
こちらも太湖飯店と同様に、厚めで強力粉多めのハードな皮を使っています。
この種の皮は神保町の老舗中国料理店の焼き餃子の共通点かもしれないですね。
ヒダもなく細長い形状のが特徴的です。
シャキシャキした野菜の食感を残した餡の味付けは皮に負けないようにやや濃い目。
玉ねぎと甘みと生姜の風味が印象的です。