東京餃子通信編集長の塚田です。
九州で餃子といえば福岡県の八幡と博多ですが、佐賀餃子なるものが存在するという噂を聞いたので探してみると、東京にも溝ノ口と鷺沼に2店舗見つけました。
口コミサイトを見ると、評価は賛否両論分かれているようです。
こういう店は当たりの予感がしますよね。
餃子ぜん 溝の口店
アクセス:東急大井町線溝の口駅南口 徒歩1分
住所:〒213-0001 神奈川県川崎市高津区溝口2-3-7 サウスウイングビル1F(地図)
溝の口駅の東急側の改札から南口に出ると、すぐのところに「餃子」の看板が見つかります。
「佐賀餃子の店」と書いてありますね。
こちらが、佐賀餃子専門店「ぜん」です。
店内は激狭で、カウンターのみ。
正にうなぎの寝床のような細さです。
カウンターに人が座っていると後ろを通るのも、ちょっとむずかしい感じです。
お店についたのは21時過ぎ。
たまたま1席だけ空いていたので、並ばずに入ることが出来ました。
餃子は焼き餃子と水餃子、そしてトムヤム餃子の3種類。
外からは餃子専門店のように見えましたが、餃子以外のメニューも多少は有ります。
餃子は10個からの注文です。
アルコール類は、意外と充実しています。
サワーはキンミヤ、ハイボールもちゃんとウィスキーが選べます。
一軒目でビールを飲んできてしまったので、竹鶴のハイボールで餃子が焼きあがるのを待ちます。
焼きはご主人、包みは女将さんという役割分担のようです。
焼き場はよく見えませんでしたが、餃子鍋を使っていました。
これは期待できそう。
一方で包んでいる女将さんの様子を見ていると、皮に角があることに気が付きました。
雲呑の皮を厚くしたような四角い皮を器用に伸ばしながら包んでいます。
こんな皮は見たことがないので、おそらく店で仕込んでいるのだと思います。
どんな餃子に仕上がるのか楽しみですね。
待っている間に、佐賀餃子の食べ方を予習。
先に焼き餃子用のネギを渡されたので、タレ、辣油、にんにくを少々混ぜてスタンバイOK。
一口サイズの餃子が10個お皿に盛られて出てきました。
佐賀餃子も博多同様に一口餃子なのですね。
油を多めに使ってサクッと焼かれているのが焼色だけで伝わってきます。
この餃子を先ほど準備した青ネギたっぷりの餃子ダレにつけていただきます。
小さいサイズなので一口で頬張ると、まずはサクッとした独特の食感。
サクサクの皮の中に閉じ込められている餡は甘め味付けですが、あまり強い主張はしてきません。
豚肉と玉葱を使っているようです。
甘めの餡と、青ネギの辛味とニンニクの香りが良く合います。
餡よりも皮が主役の餃子という感じです。
次の餃子に備えて、ホッピーに変更。
水餃子が出てきました。
焼き餃子と同じく小ぶりなサイズですが、包み方が違います。
立石の蘭州にも通ずる一口サイズの水餃子です。
こちらも青ネギで食べるのが佐賀流?
辣油やニンニクは使わずに、酢醤油だけでサッパリと食べるのがオススメとのことです。
とてもモチモチした食感。
同じ皮でも調理方法だけで、食感がこんなに変わるのか?
包み方だけでなく皮自体の作り方も違うのかもしれません。
この青ネギ+酢醤油で水餃子を食べるのは良いですね。
とても餃子味を引き立てます。
これは我が家の定番にしても良さそうです。
初めての佐賀餃子でしたが、私的には大満足。
つまみに軽く食べるのに丁度良い餃子でした。
ゆっくりできる感じの店内ではないので、帰宅前に餃子をつまみに軽く飲んで、サッと帰るのが良さそうです。
後日、佐賀出身者に佐賀餃子について聞いてみたのですが、知らないということでした。
ネットで調べてもぜんの本店以外に情報は出てこなかったので、「佐賀餃子 = ぜん」ということなのかも知れないですね。
佐賀餃子について詳しい方いましたら教えて下さい!
ぜん 溝の口店 (餃子 / 溝の口駅、武蔵溝ノ口駅、梶が谷駅)
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