東京餃子通信編集長の塚田です。
開催からかなり時間が空いてしまったのですが、メシコレのキュレーターが東新宿の山西亭に集結し麺料理をこれでもかというぐらいに食べてきたのでレポートしたいと思います。
中国では餃子も麺料理の一部ですからね。
まず最初の麺は拌涼粉。
ジャガイモの澱粉質でつくったプルプルの麺です。
浮粉を使った蝦餃などの飲茶系の蒸し餃子の皮と同じように若干透き通った感じの麺でした。
続いて拌涼莜麺。
こんにゃく麺かと思いきや、山西省産の莜麦(ヨウマイ・燕麦の一種)を使った細麺の涼麺です。
続いてはセイロが登場しました。
セイロの中に入っていたのは莜麺栲栳栳蒸麺。
と同じく莜麦の生地を平らに伸ばして、筒状にしてから蒸籠で蒸し上げた山西省の郷土料理です。
こんな形状をしてますが、正真正銘の麺料理です。
麺自体には味が付いていないので、羊肉を使ったスープと
黒酢ベースのスープにつけていただきます。
次にやって来たのは高粱面鱼鱼。
これも莜麦ベースの麺で手のひらで揉みながら作るそうです。
その名の通り魚のような形をしていました。
モチモチした食感の焼きそばでした。
次に登場したのが炒猫耳朵。
小さく切った生地を親指で押しつぶして作る麺で、猫の耳のような形状をしているのでこの名前になっているとのこと。
麺のラストは冷たい刀削麺。
胡麻ダレの冷やし中華のような味付けでした。
最後は私にとってのメインディッシュ、麦穂水餃の登場です。
麦の穂のように両側からヒダが付いた包み方が特徴です。
この餃子の包み方は私も何度か試したことがあるのですが、未だに上手に包めない難易度が高い包み方です。
手延べのモチモチ皮の中に餡がたっぷり詰まっていました。
とても食べ応えのある餃子です。
餡は豚肉多めでかなり肉っぽい餡です。
味付けは優しめなので、黒酢ベースの付けダレと莜麺栲栳栳蒸麺ででてきた羊肉ソースをつけてみましたが、どちらも美味でした。
番外編的に、この日飲んだ中国のお酒の紹介です。
山西省の名酒の汾酒や竹葉青酒をいただきました。
こちらは汾酒の瓶です。
こちらは竹葉青酒。
竹の香りのする白酒というイメージ。
アルコール度数も高く、ヤバイ雰囲気のするお酒です。
さらに、王老吉という、中国の栄養ドリンク的なものが登場。
王老吉で汾酒を割るのがオススメとのことだったので試しに飲んでみました。
いろんな生薬がまざった複雑な味になりました。
この日は麺料理以外にも数々の山西料理が出てきたのですが、写真を撮りきれなかったので気になる方は、是非山西省に行くか、東新宿の山西亭に足を運んでみてください。
水餃は通常は麦穂水餃ではなく一般的な包み方の水餃とのことなので、麦穂水餃を食べたい方は事前に予約をすることをオススメします。
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