東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、餃子の王様ことパラダイス山元さんの新作レシピ本「餃子の創り方」が発売されましたが、遅ればせながらご紹介をしたいと思います。
『餃子の創り方』は、パラダイス山元さんが苑主をつとめる会員制餃子店「蔓餃苑」の餃子レシピ50作品を一挙紹介した、史上最強に豪華な餃子レシピ本です。
「蔓餃苑」は、あのアンジャッシュ渡部さんが「食通たちから一番つれてってほしいとお願いされるのがココ!」と帯にコメントを入れるほどの人気店で、会員であっても幻レベルに予約をとることが困難なお店です。
10年後にはきっと、「昔の餃子って、豚肉とニラとキャベツしか入ってなかったんだ!」と言われるようになるでしょう。
と、パラダイス山元さんが記しているように、今回紹介されている餃子レシピはこれまでの餃子の概念を根本から覆すようなインパクトのある創造性豊かな餃子たちです。
日本の餃子の歴史にとっては、本当に大きな転換期になるのかもしれません。
レシピ本の構成としては、ベースの肉餡作りと、餃子の基本的な包み方の解説が前半にあり、それをアレンジする形で50種類の餃子レシピが紹介されています。
またどの作品も味だけでなく見た目にも相当こだわっているので、レシピ本としてではなく写真集としても楽しめそうなぐらいです。
本日は、50個のレシピの中から、私が気になった新作餃子をいくつかご紹介させていただきます。
まずは目でお楽しみください。
ブロッコリー玉子餃子
ブロッコリーが餃子からニョキニョキ生えているような餃子です。蔓盆栽にもつながりそうな形状です。
たらの芽こんにちは餃子
ブロッコリー玉子餃子と同様にたらの芽がニョキッと生えている蔓盆栽スタイルの餃子です。たらの芽が手に入る季節になったら作ってみたいです。
焼きいもホクホク餃子
『餃子の創り方』では、特にデザート餃子のレシピが充実しているのですが、その中でも最も気に入ったのが「焼きいもホクホク餃子」。秋になったら作ってみます。
ぶなしめじポーク餃子
これまた可愛らしい餃子です。ムーミン丘のお家としておいてあっても違和感がないかもしれません。
ウニイクラ餃子
『餃子の創り方』の新作餃子では、海鮮系の具材の餃子も増えた気がします。特に高級食材をふんだんにつかった贅沢な餃子がたくさんあります。ウニイクラ餃子は老舗のお寿司屋さんで出てきそうな餃子です。
タレ付け穴子餃子
こちらもお寿司にインスパイアされた感じの餃子ですね。江戸前餃子って言葉ができるかもしれませんね。
サンタさんの帽子ホッキ貝餃子
海鮮系の餃子で一番可愛らしかったのが「サンタさんの帽子ホッキ貝餃子」。公認サンタクロースとしても活躍されているパラダイス山元さんならではの作品です。
アワビのバターソテー餃子
高級食材シリーズの極め付けがこちらの「アワビのバターソテー餃子」。コリコリしたアワビの食感がたまらなそう。気軽に自宅ではつくれないですね。
踊る大タコ壷餃子
餃子をタコ壷に見立てた「踊る大タコ壺餃子」。アート作品のようなインパクトのある見た目です。タコなら自宅でも試せそうですね。
ヤリイカセクシー餃子
『餃子の創り方』の全50種のなかで最も衝撃を受けたのが「ヤリイカセクシー餃子」です。上からも下からもヤリイカがはみ出しちゃっていますね。
蛇足ですが、今回の『餃子の創り方』には帯の裏にコメントを書く機会をいただきました。
数年前、家族で初めて食べた「蔓餃苑」の餃子の感動はまだ忘れられません。
さらに進化した「蔓餃苑」!の餃子をまずは自宅で作ってみたいと思います。
パラダイス山元さんの餃子は見た目のインパクトはありますが、実際に作ってみると意外と簡単ですので、みなさんも是非お試しください。
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!