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羽村生まれの「Wing Village」の手延餃子たち【中野】

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東京餃子通信編集長の塚田です。

先週、中野経済新聞で中野に「手延べ餃子バー」なる業態の新店の記事を見かけ、餃子好きの友人を引き連れて早速訪問してきました。

場所は中野五差路のすぐそば。

左側の白い看板「Wing Village(ウイングビレッジ)」が目的の「手延べ餃子バー」です。

中野経済新聞によると、店主さんが羽村市出身ということでそこから名前をとってWing Villageという店名にしたとのこと。



店の外の看板では手作りの餃子の皮のもちもち感を全面的にアピールしています。

期待に胸を弾ませて地下への階段を降りていきます。


店内はカウンターとテーブルが2つのこじんまりとした落ち着いた雰囲気のバーです。

11月末に開店したばかりだと言うのに店内には先客が何組も。
繁盛しているようですね。

中野経済新聞効果でしょうか?

奥のテーブル席が空いていたので、そちらを使わせてもらいました。


席についてメニューを見ると手延べ餃子は3種類。

せっかくなので、それぞれ一皿ずつ注文することにしました。



ドリンクはレモンサワーを選択。

バーを標榜するだけあって、丁寧につくられた美味しいレモンサワーでした。



そしてお通しとして3種類のツマミが登場。

山椒油をつかったクラゲの前菜、五香粉で風味づけしたメンマ、そして葱油をつかって柔らかく煮た砂肝。

お通し代が500円とちょっと高めの設定でしたが、これだけきちんとつくられたツマミが出てきたら納得です。



餃子が焼きあがるタイミングを見計らって、餃子ダレもセットされました。

酢醤油がベースですが、特製のラー油を使っている様子。
香りの良い上品なラー油です。



そして待ちにまった焼き餃子の登場。

餃子の調理におおよそ15分ぐらいの時間がかかるようです。おそらくですが作り置きをせずに、注文が入ってから皮を伸ばすのだと思います。

大きめでぷっくりした餃子が4つお皿に盛られてきました。



焼き目はやや薄めです。

箸で持ち上げると皮のモチっとした弾力が箸先を通じても感じられました。



手延べ皮ならでは、ヒダをつけずに圧着をしています。

もちもちっとした皮の中からはゴロゴロとした豚肉が現れます。

皮の強さに負けずに餡もしっかりしているのもポイント高いですね。

さらに和な風味が少し感じられるので聞いてみると、中華系のスープではなくお出汁を餡に混ぜこんでいるのだとか。

味付けはシンプルなので、専用ダレを使うのが良いと思います。

手間を惜しまずに丁寧につくられたハイレベルな餃子です。



続いて水餃子の登場です。

水餃子は帽子型包みで出てきました。



餡と皮の生地は焼き餃子と同じですが、焼き餃子よりも大きいように感じました。

この皮は焼き餃子にするとちょうど良いモチモチ感ですが、茹でると少し柔らかめな食感になります。

薄力粉の比率が少し高いのかも。

先ほどの専用タレをさっとかけて食べるのがちょうど良い感じでした。



ラストはマルゲリータ餃子。

餡の具材は、トマトとモッツァレラチーズとバジル。
完全にピッツア・マルゲリータです。

閉じたピッツアですね。



皮の外からも中のトマトの赤さが透けて見えます。

トマトの酸味もモッツァレラチーズがとけてのびる様子も、バジルの香りもピッツア・マルゲリータそのもの。

トマトを使うともっと水っぽい感じになるのかと思いましたが、うまくバランスが取れていました。

これは女性うけしそうな餃子ですね。



3種どれもハイレベルな餃子で、餃子にうるさい同行者たちも一同大満足。

来店前は、餃子バーというので最近の流行りにのっかっただけかもしれないという疑念もありましたが、実際に食べてみると餃子専門店としても勝負できるレベルの餃子で驚きました。

店主さんの餃子への探究心もかなり強そうなので、まだまだ進化しそうなのも楽しみです。

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手延べ餃子BAR Wing Village

東京都中野区中野2-28-1 中野JMビル B1F
TEL: 03-6382-8022
営業時間: 17:30~23:00
定休日:水曜日



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tarekomi