東京餃子通信編集長の塚田です。
Twitter経由のタレコミ情報で大森と立会川の間にある激安餃子居酒屋の「餃子とビール屋」の姉妹店が大森駅前にできたことを知りまして、早速訪問してきました。
新店の名前は「餃子とワイン屋」。ビールではなくワイン推しのお店です。
大森駅から西友方面に歩いて5分程度のところにあります。
オープンは今年の正月明け1月4日。まだまだできたてほやほやですね。
「餃子とワイン屋」は店名からすると最近の餃子バルブームに乗っかった感じも伺えますが、実際に店を訪れると全く別のコンセプトのお店だということがわかります。
表の看板を頼りに雑居ビルに入っていくとお店らしきものはありません。
怪しげな手書きの案内に従って階段を降りるとようやくお店の入り口が見つかります。
もともとお店の存在を知らなかった入るのをためらってしまいそう。
店内はかなり広いスペース。カラオケスナックかなにかの居抜きのスペースを使っている様子です。
そして壁には「餃子とワイン屋」の家訓が張り出してあります。
お手軽価格でワインと餃子を楽しんでもらうため、客側にも色々と理解を求める点が必要なようですね。
「餃子とワイン屋」のドリンク価格は「餃子とビール屋」を踏襲し、とにかく激安なのです。
コンビニ価格がベンチマークになっているので、生ビール(中ジョッキ)で200円、チューハイやハイボールもジョッキで180円です。
ワインもボトルで1600円からとかなりお安い価格に。
ワイン屋ではありますが、まずは乾いた喉を潤したかったので生ビールを注文。
キンキンに冷えたジョッキにそそがれたアサヒスーパードライ。これが200円!
餃子は「餃子とビール屋」の餃子と、当店オリジナルのイタリアン餃子の2種類。
こちらも230円と280円とかなりリーズナブルです。
まずはビールに合わせるので普通の餃子から。
焼き目もムラのないきつね色。完璧に近いですね。
餃子とビール屋よりもこちらの方が焼くのが上手かもしれません。
230円の餃子ですが一つ一つ手包みです。
価格は抑えても料理の手を抜かないところに頭が下がります。
パリっとした皮の中には豚肉たっぷりのジューシーな餡が隠れています。
キャベツの甘みとニラの香り、そして下味がしっかりと付けられているのでタレなしでも十分に楽しめます。
ニンニクを使っていないのに風味がしっかりしていておつまみ餃子としての十分な実力を発揮しています。この餃子を作った方はお酒好きなんだろうな〜。
酢コショウで食べるとより餡の味をダイレクトに感じることができました。
この餃子は酢コショウでも美味しくいただけます。
ビールを飲み干してしまったので店名に従いワインをいただくことに。
と言っても一人で来たのでボトルを空ける自信はないのでグラスワインにしました。
グラスワインは、量が2種類から選べます。
程よい量と大容量。ざっくりしてますね。
今回は控えめに程よい量にしておきました。
ワイングラスではなくベルギービールのベルビューのグラスに入っていました。形が似てるからOK?
おそらくアサヒビールからもらったのでしょう。コスト削減策が徹底されてますね。
ちなみに最初写真を撮り忘れて、一口飲んでから撮影したのでもう少し量は入っていました。
餃子とワインの前に気になるサイドメニュー(メイン?)を注文。
元イタリアンをやっていた方が厨房に立っているらしく、ローストビーフ、グラタン、ピザなどかなり幅広いメニューが用意されています。
しかも全て激安価格。
中でも一番気になった、骨まで食べられるというスペアリブを注文。
なんと箸でほぐせるぐらい柔らかいのです。これも時間かけて作っているのでしょうが360円で食べられます。
そしてようやくこの日のメインディッシュ。イタリアン餃子の登場です。
こちらも油多めでカリッと焼き上げられています。
これで確信しましたが、餃子とビール屋よりも餃子とワイン屋の方が焼きの技術は上です。
具材だけでなく包み方も変えてやや丸みを帯びた形状をしています。
ヒダが真ん中で重なっているのがポイントのようですね。
そしてイタリアの国旗のように白い餃子の皮の両サイドに緑色のなにかと赤色のなにかが透けて見えます。見た目だけでもイタリアンを演出しているところが素晴らしい。
粗挽きにした豚肉にチーズ、トマト、セロリ、キャベツなどを加えて彩りを作っています。
味も小さなピザのような感じです。
先ほど食べた餃子とベース餡を別に作るという手間をかけているところがすごいですね。価格は安くとも料理への妥協を見せないこの情熱は感動ものです。
なにもつけなくてもワインのつまみとして十分に美味しいのですが、チーズとトマトときたらタバスコが絶対に合うはず。
店員さんにお願いすると、ピザやパスタで使うタバスコを出してくれました。
タバスコを2~3滴たらしてイタリアン餃子を食べると見事に味変。イタリアン餃子にはタバスコがベストマッチ。
ただし、餃子との相性は良いのですがワインとはあまり合わなかったので注意が必要です。
ワインを飲んでいる時は何もつけずに、ビールやハイボールの時はタバスコという選択肢がオススメです。
イタリアン餃子を満喫した後の締めに頂いたのは本日のパスタ。
日替わりでパスタを出しているようで、この日はベーコンと玉葱のトマトソースのパスタが用意されていました。
量は少なめですがこれで480円。餃子とワインを楽しんだ後の締めには丁度良いサイズです。
物足りない方は大盛り用意されているようです。
餃子2種類に、スペアリブ、パスタでお腹いっぱいになり、ドリンクも2杯飲んでお会計は2000円程度。
最近流行りのオシャレに餃子とワインを楽しむ女子向けのお店とは一線を画しますが、超安心価格かつ実力派の餃子が楽しめるお店でした。
餃子とビール屋そして餃子とワイン屋の今後の展開に期待大です!
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!
