東京餃子通信編集長の塚田です。
大久保駅から新大久保駅方面は1~2分歩いたところで気になる店構えの焼き小籠包屋さんを発見。
この周辺は、韓国やネパールなどアジア各国のホンモノ料理が食べられるお店が多いですが、この「上海生煎包」もここだけ見ると上海からそのまま切り抜いてきたような雰囲気を醸し出しています。
==== まず店頭に貼ってあるメニューが中国語。
意味はわかりますが、注文が日本語で通るか心配になります。
韮菜盒子という中国東北地方の料理も出されています。
おやきと焼き餃子の間ぐらいの感じの食べ物です。
生煎包や小籠包などの上海料理に加えて、水餃といい韮菜盒子といった東北料理、また麺類は四川系の料理も提供されているようです。
店内はかなり狭くカウンター6席ぐらい。
椅子に座ってしまうと後ろを出入りするのも大変なぐらいの狭さ。
中国人の店員さん2名のうち1人はなんとか日本語が通じそうです。
先客が2人、後から入ってきたお客も2人いたのですが全て中国人の様子。
店内で流れている動画も中国語の放送。
お店の中は上海に瞬間移動した感じです。
かろうじてカウンターに置いてあったメニューのみ日本語表記がありました。
価格も麺類が330円からという激安価格。
お店の看板メニュー「上海焼き小籠包」を2個、そしてスープ餃子を1人前注文しました。
まず先に登場したのがスープ餃子。
わかめスープの中に水餃子が10個浮かんでいます。
もちろん皮から手作りのモチモチ皮。
やや不恰好な餃子ですが、中国の家庭のお母さんが作ってくれたような雰囲気もあって私的には好印象です。
餃子の餡は水餃のメニューにあった「白菜」と「芹菜(中華セロリ)」の2種類がそれぞれ入っていました。
三鮮餃子と韮餃子は見つけられませんでした。指定をすれば入れてくれるのかもしれません。
生煎包はオーダーを忘れていた(そもそも通ってなかった)ようで、スープ餃子を食べ終わった後に催促してようやく運ばれてきました。
この時間は生煎包の売れ行きもあまり良くないようで、鉄鍋の上で焼き置きされていた生煎包が出されました。
長めに鉄板の上に置かれていたからなのか焼き面はやや焦げ気味。
残念ながら熱々ではありません。
かぶりつくには丁度良い感じの温度になっていたので、調子にのって一口で食べようとしたら中から「ビュッ」と肉汁が飛び出てしまいました。
これは熱々だったら火傷必至です。
餡は豚肉とネギで、甘くて濃いめの味のスープを一緒に包み込んでいます。
味は非常に良いと思います。
店構えも店内の雰囲気も料理も、上海のそれそのものでした。
今回は2品しか食べられませんでしたが、他の水餃や韮菜盒子など気になるメニューがたくさんあったので改めて訪れてみたいと思います。