東京餃子通信編集長の塚田です。
大阪での餃子食べ歩きツアーは一晩で4軒はしごしてしまいました。
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しかし、まだまだ終わりません。
4軒はしごのとは別日ではありますが、今回も福島周辺で餃子を食べていました。
場所は阪神電車の福島駅の出口のすぐそば。
駅の向こう側に「スミコウテツ」という看板が見つかります。
こちら「スミコウテツ」も、実は「Mのランチ」の「M三郎」さんから推薦いただいたお店。
奈良県の大和肉鶏を使った鳥料理の専門店なのですが、ご主人が元中華料理のシェフでおいしい餃子が食べられるとのこと。
この日は大阪在住の知人を誘い2名で来店しました。
予約をしていた20時にお店に着くと、すでに満席状態。
かなりの人気店のようなので、事前に予約することをお勧めします。
店内はこじんまりしていますが、とても落ち着いた雰囲気。
まずはビール(ハートランド)で乾杯。そしてポテトサラダを注文。
運ばれてきたポテトサラダに驚きます。
一般的なポテサラとはかなり異なる見た目。赤くて上に何か乗っています。
赤く色付けはビーツを使用。上に乗っているのは燻製卵です。
ぐちゃぐちゃに崩して混ぜて食べると、これが旨い!
ポテサラが旨い店は、他の料理が旨いといいうセオリーもあるので、この後も期待できそうです。
続いて大和肉鶏のお造り。
ズリ、キモ、ささみ、心、ムネの五種盛りです。
キモはごま油で、それ以外の部位は生姜醤油でいただきました。
どの部位もとても新鮮。
こちらの大和肉鶏のお造りは鮮度が重要ということで、店員さんから15分で完食を命じられます。
お造りタイムは、会話を少し我慢して大和肉鶏に集中しましょう。
ポテトサラダと大和肉鶏のお造りが特に印象的でしたが、その他に注文した料理も全て美味しい。
とても甘い焼き玉ねぎ。
ランチメニューでも出している鶏天。
鶏ももちろん美味しいのですが、サクサクっとした軽い衣が良かったです。
そして私の中での真打ち登場。焼き餃子です。
スミコウテツでは焼き餃子は毎日用意されているわけではないので予約時に確認が必要です。
餃子は何種類かあり、日によって出されるメニューが異なります。この日はイベリコ豚とゴボウの餃子。
ゴボウを餃子に入れるのは珍しいですよね。
餃子の焼き目はほぼ完璧に近いきつね色。ムラも一切なく薄く羽が生えています。
サイズやや小ぶり。
薄めの皮で餡の量も控えめです。
薄くて焼き目がサクサクとした軽い食感の中に隠れている餡はとても上品な味付け。
イベリコ豚の甘みがよく生かされています。
上品な味付けですが下味はしっかりついています。さらにゴボウの良い香りが口の中に一気に広がるので、餃子のサイズは小さいですが満足感の高い餃子に仕上げられています。
タレはつけなくても十分美味しいのですが、お好みで牡蠣酢が提供されました。
お酢に牡蠣の旨味がよく出ています。この酢が旨い。
もちろん餃子の旨味も増してくれます。
2名で6個は少なすぎたかも、、、
ラストは「チキンラーメン」で締め。
チキンラーメンと書いてあったので、あのインスタントラーメンの「チキンラーメン」が出てくるのかと思いきや、鶏ベースのスープで仕込んだラーメンがでした。
ものすごく優しい味付けでさっぱりしている一方でしいたけから旨味もたっぷり出ていて、胃にも優しい完成度の高いラーメンでした。
今回もM三郎さんには良いお店を教えていただきました。
餃子も何種類かあるとのことだったので、次回大阪出張のタイミングにもまた訪問したいと思います。
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!