「FOODEX JAPAN」で出会った餃子を一挙紹介
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東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、幕張メッセで開催されたFOODEX JAPANに取材に行ってきました。FOODEX JAPANは、1976年から開催されているアジア最大級の食品・飲料専門展示会です。
幕張メッセの全ての展示ホールを使って、世界各国からの食品、飲料品が集結し、ブース展示を行われていました。
中国の山東省からも多くの食品企業が出展していました。
中国の東北部にある山東省は水餃子の本場。
冷凍食品メーカーのブースをのぞくと、色々な具材の水餃子の他、いろんな種類の冷凍点心が並んでいました。
小籠包とか蝦餃などもありました。
会場内では、FOODEXとmodelpressのコラボ企画の「FOODEX 美食女子 グランプリ」が開催されていました。
女性審査員、女性食品バイヤーによる審査による女性自身が買いたい、食べたいと思った食品・飲料が選出されていました。
「餃子女子」に代表される最近の餃子ブームにも後押しされてなのか、ミール部門で複数の餃子が金賞に選出されていました。
まずは、バル形式の餃子店の流れにのった「ワインに合うイタリアン餃子」です。
マスターソムリエの高野豊さん監修による、ワインとの相性を考え抜いた餃子とのこと。見た目は普通の焼き餃子ですが、餡の具材には豚肉に加えて、イタリアントマトやイタリアンハーブ、オリーブオイルを使うことでイタリア風の餃子に仕上げています。
続いて「魅惑のフレッシュパクチー餃子」。
2016年の「今年の一皿」大賞の「パクチー料理」と特別賞の「進化系餃子」の合わせ技。トレンドに合わせた餃子ですね。
エスニック風に仕上げるためにナンプラーで風味をつけているそうです。スープ餃子にすると美味しそう。
「ワインに合うイタリアン餃子」と「魅惑のフレッシュパクチー餃子」を開発したのは、いずれも長野の餃子専業メーカーの株式会社信栄食品です。
スーパーや小売店などに業務用餃子の卸販売や、OEMでの餃子製造を請け負うメーカーで餃界の縁の下の力持ち的な存在。
ブースではイタリアン餃子の他にも、アメリカン餃子、フレンチ餃子、わさび餃子など多様な餃子が紹介されていました。
もう一点、「FOODEX 美食女子 グランプリ」のミール部門の金賞に輝いたのは「ぷるもち えび水餃子」。
大阪王将の定番商品「ぷるもち水餃子」に、さらにぷりぷりのえびを加えたぷるぷる、ぷりぷりの食感を演出した餃子です。
また、同じく大阪王将を展開するイートアンド株式会社からは、ぷるもちシリーズとして「2色のぷるもちスイーツ」が「ママの愛部門」で銀賞に選出されていました。
解凍するだけでぷるぷるのスイーツになるというお弁当に便利な冷凍スイーツです。
イートアンドブースでは、「ぷるもち えび水餃子」を色々な餃子ダレというかソースにつけて食べることを提案していました。
パクチーソースを試してみましたがパクチーの香りと「ぷるもち えび水餃子」との相性はかなり良かったです。
バーニャカウダやココナツファインも面白いですね。
また、「ぷるもち水餃子」は揚げ餃子にしても美味しいので、揚げた場合にはスイートチリソースが良さそうです。
「FOODEX 美食女子 グランプリ」の他にも、会場ないでは多くの餃子に出会えました。
餃子チェーン「餃々(ちゃおちゃお)」を展開する株式会社餃子計画からは秋田県産の米粉を使った冷凍餃子が紹介されていました。
大豆ミートを使ったベジタリアンやハラル対応の餃子で海外展開も狙っているとのこと。
是非、日本の餃子を世界に広げてほしいですね。
高知県ブースでは「龍馬ギョーザ」と「四万十 豚とんギョーザ」が紹介されていました。
「龍馬ギョーザ」は肉の代わりにワラ焼き鰹タタキの「龍馬タタキ」を使った魚の餡の餃子です。
これは珍しいですね。
試食が切れていたので現地で食べられなかったのですが、是非取り寄せて食べてみたいと思います。
栃木県ブースでも多くの餃子が並んでいました。
宇都宮からは宇都宮餃子館が出展していました。宇都宮餃子館は駒沢公園で開催される餃子フェスをはじめとして、各地で開催されるイベントへの出店を予定しているとのことです。
同じく栃木県からは佐野市からも「永華」が出展。
佐野ブランドに認定されているので、佐野ブランドキャラクターのさのまるが印刷されていました。
さのまるって可愛いですよね。
永華のブースでは佐野名物のジャンボサイズの餃子ではなく、お餅のようなもちもちの餃子が紹介されていました。
食感の特徴があって人気が出そうな餃子でした。
佐野餃子は一般的に認知度はまだまだですが、宇都宮に勝るとも劣らない特徴的な餃子が町中で食べられるので、餃子好きな方には是非足を運んでほしいです。
限られた時間での取材だったので全てのブースを見ることができませんでしたが、餃子ブームを背景に各社が様々な餃子の開発に力を注いでいることが確認できたことは大きな収穫でした。
会場では試食ができなかった餃子も多かったので、それぞれ取り寄せて各餃子のレポートをしていきたいと思います。