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北朝鮮の餃子は黒かった

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日本にいると北朝鮮は得体の知れない国ではありますが、中国にとっては地続きのお隣さん。
中国人であれば旅行代理店で申し込みをすれば平壌ツアーも気軽に参加できるそうです。

ビザもいらないので、日本に来るよりも気軽いける外国です。

そんな北朝鮮は北京市内に北朝鮮レストランをいくつも展開しています。

今回はその中でも一番の老舗店である三里屯(サンリートン)近くの海棠花平壌冷面館に潜入してきました。


落ち着いた感じの入り口で良い感じです。

黄色の制服を着たとても美人のウェイトレスさんが迎えてくれたのですが、写真はNGとのことなので皆さんご自身の目で確かめに行ってください。




北朝鮮料理はほぼ韓国料理と一緒なのですが、若干味付けが違うとの事。
例えば、キムチには韓国のキムチでよく見られる様に海鮮類などあまり多くの具材を入れるのではなく、純粋に野菜を発酵させた味付け。心地よい酸っぱさが感じられます。




そして、今回のお目当ての料理がこちら。カムジャマンドゥ。
これは北朝鮮を中心に、朝鮮半島で伝統的に食べられている伝統料理の一つです。

カムジャはジャガイモ。
北朝鮮の食料危機を救ったと言われるあのジャガイモです。
そしてマンドゥは餃子です。

つまりジャガイモで作った皮で包まれた餃子です。

ジャガイモを粉末状にしたものを練り上げて皮にします。冬にジャガイモが凍って黒くなったのものを使うため黒い皮になるそうです。





見た目はちょっとびっくりしますが、小麦粉で作った皮とはまた違った食感が面白いです。
モチモチしてるのですが、小麦粉のそれとは違うんですよね。

餡は色々な野菜のキムチが細かく刻まれて入っています。
それほど辛くは無いですね。



本当に素朴な田舎料理という感じなのですが、なんだかホッとするような味です。
北朝鮮の人たちも餃子で育っているとのことで、彼らに親近感を感じた一日でした。