なんと中国全土に数百店舗を展開しており、ラーメンに限らず焼き鳥やカツ丼など定番の日本料理をそこそこリーズナブルな値段で出しているため、中国では絶大な人気を誇っているようです。
今回訪問した支店も海外の有名ブランド沢山入っている百貨店の地下飲食店街でスタバの隣という好立地に店を構えていました。

味千ラーメンのメニューには日本語と中国語の説明書きが併記されています。
日本人向けと言うよりも、日本語を使って高級感や高品質感をアピールするブランド戦略でしょうね。
手作りを全面に押し出しています。これは期待が持てそうです。

ちなみにメニュー名は日式手造餃子。6個で10元ですから、北京の他の店で食べる鍋貼に比べると2倍~3倍の値段設定でしょうか。

せっかくなので日本のビール、一番しぼりも注文しました。

注いでみると、日本の一番絞りと明らかに色が違います。
なんか薄いんですよね。

当然中国で製造しているのですが、アルコール度数も4.1%とやや低め。
確かに、青島ビールや燕京ビールも薄めのビールなので、中国人の好みに合わせた展開なのでしょう。

焼餃子がやってきました。見た目は完全に日本の焼餃子です。
日本の焼餃子より一回り大きいかもしれません。
さて、実力の程はいかがでしょうか?

皮も薄いし、餡もそこそこジューシーなのですが、なんか全体的にまとまってません。
正直言って日本の市販の冷凍餃子の方が美味しいです。

手作りを売りにしてますが、この包み方を見る限り少なくとも包んでいるのは機械でしょう。
メニューの写真にあった包み方と全く違いますよ味千さん。

味に関しては中国人の味覚に合わせているという事もあるでしょう。
ただ、この餃子を日本の手作り餃子といって紹介されるのはいかがなものかと。
味千ラーメンに日式焼餃子の普及は任せておけないと強く感じたので、餃子の王将あたりが本格的に乗り出してもらえる事を期待したいですね。