6月6日はdancyu7月号の発売日。
今回の特集は餃子。dancyuで餃子が特集されるのは2年ぶり。今回も気合いの入った特集企画です。
本企画の目玉は、なんといっても11ページにわたる蔓餃苑の特集記事。
最近、蔓餃苑もテレビや雑誌で良く取り上げられるようにはなってきましたが、ここまで大きな特集は初めてでしょう。
そんな記念すべきdancyuの発売日に、なんと蔓餃苑の予約がとれてしまいました。
開苑することは知っていましたが、狙ってとれるものではないのが蔓餃苑。
そこで予約がとれるのだから、私もなにかもってますね!
==== 食べ歩き仲間を3人引き連れて、荻窪駅から早歩きで蔓餃苑を目指します。
苑内はいつもの通りお宝の山。一歩踏み入れただけで気分が高揚しますね。
王様の座右の銘(?)の「暴飲暴食」の文字が掲示されてます。これは前回はなかったですね。
なんでも、この作品はパラダイス山元さんの息子さん、つまり餃子の王子による作品だとか。
今回のレートは、1mambo = 1.0円です。前回は1円を切っていたので、若干のmambo高傾向。
来苑するのは数ヶ月ぶり。メニューも夏メニューに変わっています。
いつもの通り苑主お任せフルコースを注文いたしたのですが、今回のフルコースはメニューの載っていないものがいくつも出てきて大感動。
まずは定番の焼餃子。
久しぶりに食べましたが、感動的な美味さですね。
今回は、ニンニク入り醤油(緑)にお酢と市川海老辣(えびラー油)を混ぜたつけダレでいただきました。
続いて稲垣吾郎さんが興奮しすぎてたてなくなったというあのゼナキング餃子。
これを食べすぎると夜眠れなくなっちゃいます。
こちらも定番のクオーターパウンダー。お肉とスパイスだけの餡が皮に包まれています。
いつもの違うのが柚子こしょう。
天草の染岳屋からとりよせた柚子こしょう。普通の柚子こしょうよりもさらに塩辛さが強いので、たくさん付けると危険です。
なぜ天草さんなのかは、BSフジの東京会議をご覧ください。
こちらはメニューになかった海老まるごと餃子。
先ほどまで活きていた海老が餃子の中に閉じ込められてます。
ホント贅沢な餃子ですね。
これも天草がらみだとか。
こちらも定番のチーズクオーターパウンダー。餃子というよりもピザに近い味。
ガーリック入りのタバスコを付けて食べると、最高のおつまみになります。
ここでお口直しのフルーツトマトが登場。お口直しなんて出てきたの始めて。甘くてさっぱりしたフルーツトマトで、口の中も胃袋も後半に備えます。
序盤からかっ飛ばし、まさに暴飲暴食状態に。はたしてゴールまでたどり着けるのでしょうか。
後半はさっぱり目のメニューが続きます。あくまでも餃子ではあるのですが。。。
まずはおかひじき餃子。
今回は餡のおかひじきの割合を9割まで引き上げたとの事。さらに見ての通り「良く焼き」でございます。
カリッとした皮の食感とシャキシャキした餡の食感の組み合わせが面白いですね。
餡の種類によって焼き加減を変えてくるところは、さすが王様といったところ。
==== 続いては肉々しさとさっぱり風味を両立させた大葉クオーターパウンダー。
柚子こしょうをちょっと付けてレンゲにのせていただくのが蔓餃苑の流儀。
他のクオーターパウンダー系餃子との味の対比をすると面白いと思います。
大葉以外は肉しか入っていないのにも関わらず、大葉のさっぱり感で食欲がさらに刺激されます。
次もさっぱりめ。新作のパラダイス家の野菜餃子です。
スペースマウンテンの用に包まれた餡にはキャベツと白菜が半々。
dancyu掲載のレシピによると、この他に干しアミエビが入ってます。レシピには記載されていませんが、王様はこの他に小松菜とほうれん草も入っているような事を言っていました。
こちらの野菜餃子には、天草産の釜揚げがいっしょに出てきます。
どうやって食べるのでしょうね。
スペースマウンテンのくぼみの部分に海老ラーをひとさじ落として、しらすをまぶしながら食べるとの事。
やってみるとこれが美味い。しらすと餃子って合いますね。しかも餡に混ぜるのではなくて、まぶして食べるという、この斬新な発想はどこから出てきたのでしょうか。
王様の探究心の強さには、ただただ頭が下がるばかりです。
ここでまたお口直し。なんとチョコモナカに海老ラーをのせて食べます。海老の風味とチョコアイスって意外と合うんですね。
そしてお食事最後のメニューは定番キーマカレー餃子。何度見ても可愛らしい形ですね。
しばしば上に乗っているうずらが行方不明になるので、食べる際に王様より注意が促されます。
福神漬けはキーマカレー餃子を一口食べてから後追いで口にいれるのが美味しい食べ方。
そして最後はデザートのモツアン餃子。今回は万国旗がさしまくりです。
皮の中にあんことモッツアレラチーズが包まれたれっきとしたスイーツです。
さらに今回はトッピングにビワ。果物のビワです。
前回はイチゴだったのですが、今回はビワが採用されていました。
季節感も表現している事がすばらしい。
今回は餃子だけで10種類。お口直しが2回。
前回に比較してかなりパワーアアップしていましたね。
最後にみんなで順番に「あ~~~~うっ!」と記念撮影。
こうして、餃子だけのフルコースを堪能する夢のような100分間はあっという間にすぎていきました。
dancyuの特集記事以上の餃子たちを食べることができた優越感にひたりながら、やたら笑顔の帰り道でした。
次はいつとれるかわかりませんが、この幸せはまた味わいたいものです。