東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、味の素冷凍食品株式会社が2月14日に新商品「レンジで焼ギョーザ」を販売開始するというプレスリリースが出ました。
当サイト「東京餃子通信」は、”餃界”では専門メディアとして認識いただいている様で、今回もメディア向けの新製品発表会(オンライン開催)にお声がけいただき、さらにはサンプルとして新商品を市場に出る前に試食をさせていただく機会をいただきました。
prtimes.jp
新商品発表会での説明によると、工程・レシピを工夫することで、
- 電子レンジで調理しても皮が硬くならずもちもち食感
- まるで焼きたてのような、香ばしい焼き目のついたおいしさ
の2点が大きな変更点とのこと。
ただ新商品のカタログ情報を紹介してもあまり面白くないので、どこが新しくなったのか新旧のレンチン餃子を比較してみたいと思います。
家の近くではセブンプレミアムのレンチン餃子「国産の野菜たっぷり焼き餃子」しか手に入らなかったので、こちらと比較をしてみたいと思います。
ちなみにこちらの餃子は味の素冷凍食品が製造しているので、味の素冷凍食品のレンチン餃子の技術進歩を評価するのにちょうどよい商品です。
セブンプレミアムの焼き餃子は5個入り。
温め時間は500wで1分40秒です。
「レンジで焼ギョーザ」は、10個入り。
5個ずつのトレイが切り離せるような構造になっています。
これは地味に便利な機能です。
パッケージには3分と書いてありますが、5個だと1分30秒で温まります。
こちらはセブンプレミアムの焼き餃子です。
こちらがレンジで焼ギョーザ。
金型も違うんですね。
それぞれの焼き餃子をレンジに入れてチンすれば完成。
1分半で温かい餃子が出来上がるというのは手軽でよいですよね。
左がセブンプレミアムの焼き餃子、右がレンジで焼ギョーザ。
レンジで焼ギョーザの方がもともとつけてある焼き色が強めな気がします。
まずはセブンプレミアムの焼き餃子から。
見た感じはいい色に焼き色はついてますが、あまり香ばしさは感じません。
そして焼き面もパリッとした食感はなくフニャフニャっとした感じです。
一方で皮のモチモチ感はちゃんとしてます。
ただレンジでチンをすることによってひだの端の方が固くなっています。
この辺が、今回のプレスリリースでも出ていた改善ポイントだと思われます。
味に関しては味の素のギョーザがベースとなっているだけあって安定感があります。
一方でレンジで焼ギョーザ。
香ばしさという点では、かなり改善されています。
食べる前から餃子を焼いたようないい香りがします。
ここはかなり改良されていますね。
ただし、焼き面のパリッとした食感はありません。
これは現在の技術だとまだ超えられない壁があるのかもしれませんね。
皮のモチモチ感はいい感じでしたが、セブンプレミアムの焼き餃子と同じくひだの部分が固くなってしまっていました。
ここも今後の課題だと思います。
自宅に以前両国のギョーザステーションに行ったときにお土産にもらった小皿があったのでこちらでたれをつけて食べてみました。
たれをつけて食べてみましたが、たれはなくても良いかもしれないですね。
レンチン餃子は、すぐに食べられて洗い物も増やさないことを目指しているからなのかやや味付けは濃いめな気がします。
新旧のレンチン餃子を食べ比べしてみましたが、餃子の香ばしさについては相当な改良がされたことに驚きました。
一方で、フライパンで焼いた餃子に比べると、まだまだ大きな差が残っているというのが正直な感想でした。
とはいえ、在宅勤務のランチなどでちょっと餃子が食べたいと思ったときなどに、レンチン1分半で温かい餃子が食べられるというのは本当にすごいことですよね。
めちゃくちゃ便利。
さらなる高みを目指した研究開発が進むことを期待してます!