東京餃子通信編集長の塚田です。
とある日曜日、常磐線沿線を訪れる機会があったので金町駅で途中下車。以前からタレコミをもらっていた「金町餃子」を訪問してきました。
徒歩2分ほどの商店街の中に「金町餃子」を見つけました。看板の文字が可愛らしいですね。
「餃子で1杯 皮にもこだわり中国家庭料理」のキャッチコピーだけ読んでも美味しい餃子が出てくることが確信できますね。
餃子一皿290円、自家製中華そばは380円と超リーズナブルな価格設定です。
20席ほどの店内は満席。
「餃子で1杯」キャッチコピー通り、地元の方と思われるお客さんたちがビール片手に餃子や豚足を食べています。餃子以外にも飲めるメニューがあるのも良いですね。
入り口で席が空くのを待ちながらメニューをチェック。
この日はあと2軒の餃子店を回る予定だったのでここでは2品に抑えたいところ。
厚皮パリパリの焼餃子は無条件で当確。
焼き餃子よりも上に記載されていた、この店のイチオシと思われる水餃子も捨て難い。
390円の自家製麺を使った中華そばも魅力的です。
悩んでいたところ奥の方の一席が空いたので食券機へ。
すると焼き餃子の下に「にら玉餃子」を発見。にら玉餃子は滅多に出会うことができない、私が大好きな餃子の一つです。
ほぼ水餃子に決まりかけていたのですが、2皿目の座は「にら玉餃子」に決定しました。
厚皮なので調理時間が少々かかるようで、その間は当店の餃子のこだわりについて事前学習。
ポイントは
- 水餃子が特におすすめ
- 中国人のお母さんが皮から手作り
- 餡の具材は10種類
- にんにく不使用
の4点。やはり水餃子を頼むべきだったのかもしれません。
そうこうしているうちに焼餃子の登場。
丸い焼き面が可愛らしいですね。
ボリュームも結構あるのでこれで290円はかなりお得。
手延べの厚めの皮をカリッと焼いています。パリパリというよりはカリッとサクッとした食感。
皮の表面のつるっとした感じも手作り皮の魅力。
皮が伸びる特性を活かして餡を目一杯詰め込んでいます。
第一印象は皮が美味い!皮が主役の餃子です。
そして、皮の中には熱々のスープが隠れているので注意が必要。
餡の具材は豚肉たっぷり。そこにザクザク食感がのこったキャベツとにらやねぎが足されています。肉の比率がかなり高めの食べ応えのある餃子です。
にんにくは使われていません。
お酢9割以上の酢醤油に唐辛子、味付けにんにくを少し足してタレを調合。
にんにくの香りと辛味が足されると別の味に変化します。同じ餃子をタレの有無で2度楽しむことができますよ。
続いてにら玉餃子の登場。にら玉餃子も焼餃子です。皮は手延べ皮ですが、焼専用だからなのかこちらは三日月型に包まれています。
にら玉餃子は作る手間がかかるのですが、こちらも320円というリーズナブルな価格で提供されているのが嬉しいですね。
手延べ皮ならではの、ひだのほとんどない包み方です。
一般的なニラ玉餃子には干しエビなどが入っていることが多いのですが、金町餃子のそれの具材はニラと卵のみというとてもシンプルな構成。
味付けも控えめにしているのでニラの香りと皮の旨さがより引き立ちます。
ごまかしのきかない料理の味付けというのはこういうことなんでしょうね。
シンプルに皮の旨さを堪能するのも良いですが、後半は先ほど調合した特製ダレでにんにく風味と辛味をプラス。
ベースの味付けがシンプルなので、かなり大きな味変になります。
いずれの餃子も「皮にもこだわり」の言葉通りお母さんが一つ一つ丁寧に皮から愛情を込めて作られたことが伝わってくる、とても美味しい餃子でした。
今回は水餃子までたどり着けませんでしたが、次回は飲める時間に来て水餃子と高菜餃子、豚足あたりを攻めてみたいと思います。
タレコミ情報のおかげでまた良いお店に出会うことができました。
ありがとうございます!
- ジャンル:餃子
- 住所: 葛飾区金町6-5-1
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- (写真提供:mie513)