東京餃子通信編集長の塚田です。
新富町で仕事の打ち合わせがあった帰り道、とても気になる雰囲気の町中華のお店を発見。
調べてみると餃子は夜営業の時間だけは置いてありそう。
もう一つ追加情報としてこの「萬金」という中華料理店は、90年代に大ヒットしたキムタク主演のどらま「ロングバケーション」のロケ地だったらしい。
あれから20年以上の月日が流れていますが、当時と変わっていないようです。
私も当時大学生ぐらいだったので「ロンバケ」は見てたのですが、どんなストーリーだったのか忘れちゃいました。
店内はカウンター席とテーブルが4席。
この日は、近くの会社の宴会に使われているようで4席が横につながれていました。
私は一人だったのでカウンター席へ。
メニューは麺類の他にカツライスや生姜焼きなど意外と豊富です。
とりあえずビールを飲みながら注文を考えます。
お通しとしてグリーピースを出してくれました。
こういうちょっとした気配りが嬉しいですよね。
生姜焼きを単品で注文。
ポテトサラダが付いてきます。
味がしっかりしていて美味しい。ビールともよく合います。
せっかくなので中華そばもいただきました。
懐かしい感じのこれ昭和の中華そばという感じ。
あっさり鶏ガラスープベースの醤油味と中太の縮れ麺との組み合わせが丁度良い。
そして締めの焼き餃子。
焼き加減は完璧なきつね色。
焼きムラなくカリッと焼けています。
中厚の皮を使いフワッと餡を包み込んでいます。
底面を広めにとっているのがキレイに焼ける秘訣なのかもしれません。
餡の具材はキャベツと豚肉、ニラ、にんにく。
にんにくがしっかりと効いてかなりパンチがあります。
味付けはシンプルで、ジューシーさも無いのですが、どこか懐かしく時々食べたくなる餃子の味です。
中華そば同様に、これぞ昭和の町中華の味という感じ。
こういう餃子は濃いめの酢醤油をつけて味を調整。
自分好みの味の濃さに仕上げて食べるのがオススメです。
白いご飯が欲しくなる味ですが、中華そばを食べてしまったので我慢です。
ロンバケのファンの方だけでなく、昭和の町中華好きの方にはオススメできる良い中華屋さんでした。
長くこのままの形で残って欲しいですよね。
萬金 (餃子 / 新富町駅、築地駅、八丁堀駅)
夜総合点★★★★★ 5.0