東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、本家特派員が宇都宮からレポートをしていましたが、宇都宮を舞台とする映画『キスできる餃子』が明日6月22日(金)から全国で公開されます。
映画『キスできる餃子』とのコラボ企画「東京駅で○○できる餃子フェア」が先日まで東京駅で開催されていたので、近くに来たついでに立ち寄ってみることにしました。
「東京駅で○○できる餃子フェア」では東京駅に隣接する飲食店で期間限定の「○○できる餃子」を販売するというもの。
私がこの日東京駅に来たのはランチタイムだったのですが、残念ながらランチタイムに提供されている「○○できる餃子」はありませんでした。
確かに回転率を上げなくてはならないランンチタイムには不向きな企画ですよね。
というわけで、企画参加店で通常から餃子を販売している店を探し見つけたのがこちら「うま馬」。
博多で初めて誕生したという屋台らーめん店「三馬路」から暖簾分けをされた「五馬路」という店から始まったラーメン店です。
東京にもここ東京駅と渋谷のヒカリエにも進出し、海外展開も積極的に行っています。
餃子フェアでは普段出していない水餃子を販売している様ですが、ランチタイムは提供時間外。
今回は「うま馬」一押しの一口餃子を食べることにしました。
もちろん、博多で初めて提供されたラーメンの味を受け継ぐ「厳流博多ラーメン」も外せません。
店内に入ると餃子と麺類がセットになった日替わりランチメニューがあるということを発見。
水曜日は、源流煮卵チャーシューメンと餃子がセットで980円。
単品でのオーダーに比べるとかなりお得なので、こちらに決定しました。
店内はラーメン店でありながら居酒屋っぽい雰囲気も持っています。
夜はつまみ類も出して、お酒が飲めるラーメン店として営業しているようです。
カウンター席に座りしばらくすると、源流煮卵チャーシューメンが先に出来上がりました。
あっさりをウリにしてましたが、しっかりとした豚骨の旨味を感じます。
そして「うま馬」の特徴はこの平麺。
一般的な博多ラーメンの細麺とは全く食感が異なります。
ツルツルっとした食感で食べ応えもあります。
高菜もテーブルに置かれているのも嬉しいポイントです。
後半はラーメンに高菜を足していただきました。
ラーメンが半分ぐらい進んだところで餃子が登場。
一口サイズの餃子5個。
ちょっと物足りない感じもしますが、博多の餃子はみんなこんな感じです。
ラーメンのサイドメニューというよりも酒のつまみ向けの餃子です。
焼き加減はカリッと焼けていてとっても良い感じ。
縁の部分まで焼き目が付いているのは私ごのみの焼き方。
焼き機ではなく鉄鍋を使って焼いているようですね。
ラーメン専門店では珍しいです。
小さい餃子ですが一つ一つ手包みをしていました。
丁度餃子のポスターが貼ってあった裏のスペースで、餃子担当のスタッフさんが包んでは焼き、包んでは焼きを繰り返していました。
皮は意外としっかりしていてモチっとした食感があります。
一口餃子にしては皮の主張が強めです。
餡はとてもよく練りこんであり、ねっとりとした食感。
豚肉とキャベツといった定番の具材に加えて玉ねぎが入っているようで、ほのかに甘みを感じます。
専用の餃子ダレも用意されていたので、こちらも試してみます。
辛味は柚子胡椒とラー油が選べます。
まずは柚子胡椒から試してみます。
若干甘めの醤油と柑橘系の香りがほのかに香るタレと柚子胡椒の相性は抜群。
とてもさっぱりしているので、パクパク食べられてしまいます。
餃子が5個ではとても足りない。
続いてラー油。
唐辛子のごま油炒めのような、一般的なラー油では砂と言われる沈殿物の部分だけを取り出したようなラー油です。
辛味もありますが、唐辛子の旨みがしっかりと感じられる。
これがものすごく美味しい。
柚子胡椒も良かったのですが、ラー油の方が「うま馬」の餃子には合うような気がしました。
そういえば博多名物の鉄なべ餃子も、系列によって柚子胡椒を勧めていたりうま馬のラー油に似たラー油を勧めたりしていました。
九州ではこのタイプのラー油がポピュラーなのかもしれないですね。
ラーメンも餃子もそれぞれ美味しかったのですが、この餃子はやはりお酒と一緒に食べた方が良さが活きそうです。
酢モツや鶏皮といった博多の居酒屋定番のつまみメニューも揃っていたので、次回は飲みをメインで立ち寄ってみたいと思います。