東京餃子通信編集長の塚田です。
「ミシュランガイド京都・大阪版」ビブグルマンに選出されている京都祇園の人気餃子店「ぎょうざ 歩兵」が12月10日についに東京に進出してきました。
東京進出の場所に選んだのは銀座。
博品館の裏あたりなので新橋駅から徒歩5分ぐらいで着きます。
銀座店は「餃子 歩兵」という店名で、漢字の「餃子」が掲げられています。
プレスリリースによると支店ではなく、姉妹店なのだとか。
この日はオープン日だたため、お店の前には各界からのお祝いのお花がずらり並んでいました。
我々が到着した21時ぐらいには落ち着いてきていましたが、開店直後は16席しかないお店に数十人の行列ができていたそうです。
お店の入り口は祇園のお店に近い雰囲気。
店内は細長いつくりで、手前にカウンター席、奥に半個室的なボックス席が2つあります。
我々は奥のボックス席に座ることができました。
メニューは、二種類のぎょうざ。
そして壺きゅうりなどの軽くつまめるものと、京都同様のラインナップ。
人気メニューのしじみのエスプレッソもありました。
ビールも銀座に来る色々な関係者のお客さんに対応できる様にか、各メーカーのものが取り揃えられています。
と、思いきやサントリーは置いていないようです。
我々が選んだのは赤星。
この苦味が餃子によく合うんですよね。
4人で訪問したので生姜ぎょうざと普通のぎょうざを2人前ずつ注文しました。
薄皮の餃子をパリッと良い状態で焼き上げています。
初日から焼きが安定しているのは素晴らしいですね。
ぎょうざはニラとニンニクが香り、下味もしっかりとついています。
豚肉と白菜、キャベツを中心にした餡で、野菜比率はかなり高めにしています。
さっぱりめですが香りと下味が強いので満足度は高いですね。
薄めの酢醤油がちょうど良いです。
ビールによく合う餃子だと思います。
ニンニクの臭いが気になる方には生姜ぎょうざを食べてみてください。
いやっ!臭いが気にならない方にも是非食べて欲しい。
歩兵のぎょうざと言えば、どちらかと言うと生姜ぎょうざが主役です。
パリッとした軽い食感の次に生姜の爽やかな香りが鼻に抜けていくのが特徴です。
生姜ぎょうざはそのまま食べても美味いのですが、味噌ダレで少し味を濃いめにして食べるのもオススメです。
味噌ダレは濃厚な味なのですが、生姜の風味がさらに活かされるような気がします。
締めにスープも飲み比べしてみました。
こちらは「鶏と生姜のスープ」。
大きめの鶏肉が入っています。
生姜が効いていて身体が温まります。
これからの冬の季節には良いですね。
続いて「しじみのエスプレッソ」。
お酒を飲んだ後に嬉しい一杯ですね。
ものすごく濃厚なしじみの旨味に驚きますよ!
ぎょうざもスープも祇園と同じ味が楽しめて大満足でした。
銀座の街でもあっという間に行列店になるんでしょうね。
帰りにオープン記念特典をいただきました。
中身は「歩兵」の「歩」字が刻まれた小皿。
これは嬉しいです。
裏には店名も刻まれていました。
大切に使いたいと思います。
「歩兵」という名前には、常に初心を忘れず、たゆみなく歩を進めるという意味が込められているのだとか。
ちなみに、今年創業50周年を迎える餃子の王将が東京に進出したのがちょうど40年前の1978年。
そして今年「歩兵」が「王将」に40年遅れて東京進出です。
一歩一歩たゆみなく歩を進めた結果、ミシュランガイドに掲載され、全国有数の行列店になり、ついには東京進出。
プレスリリースによると来春にはパリへの出店も決まっているそうで、「歩兵」が戦う舞台は世界になるようです。
「王将」も成し遂げられていなかった欧州展開を、「歩兵」が先に実現しそうです。
今後の「歩兵」がどこまで進んでいくのか楽しみですね。
餃子歩兵 銀座店 (餃子 / 新橋駅、銀座駅、内幸町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0