東京餃子通信編集長の塚田です。
五反田から池上線で一駅目の大崎広小路駅からすぐのところに大きな餃子の看板を発見しました。
餃子と本格中華
昭和三十三年創業
辰巳家
と書かれた看板には美味しそうな餃子の写真がでかでかと印刷されていました。
横浜出身の私にとって「○○家」という店名をお店は家系ラーメンのお店のイメージが強いのですが、こちらは家系とは全く関係のない老舗町中華店の様ですね。
町中華でもここまで餃子を強く推す店は珍しいです。
よっぽど餃子に自信があるのでしょう。
これは食べてみる必要がありそうです。
土曜日に訪問したのですが、この日は何と餃子のサービスデー。
1人前450円の餃子が、350円と割引価格で頂けるとのこと。
これはラッキーですね。
更にはビールフェアも実施中。
キリン一番搾りの中ジョッキが何と190円。
これは魅力的なフェアですが、この後トレーニングの予定があったので残念ながらビールは見送りになりました。
まだお昼の12時前だったのですが、店内は地元の方でにぎわっていました。
さすが創業昭和33年。
地元に愛されていなければ、長年営業を続けることはできないですよね。
元々は五反田西口駅前にお店があったらしいのですが、10年前にビル解体のため大崎広小路近くに移転をしてきたそうです。
カウンター席の一角が空いていたので、そちらに着席しました。
カウンター席は、席と席の間に飛沫防止パネルが立っていてコロナ対策も万全です。
夜の営業時間はかなりメニューが豊富な感じでしたが、ランチメニューは麺類と定食メニューに限定。
今回は初めての訪問ということでラーメンと餃子という定番メニューを注文しました。
まずはラーメンから。
こちらは550円と、ワンコインとはいきませんがリーズナブルな価格設定。
昔ながらの醤油ラーメンといった感じで安心感のあるラーメンでした。
続いて焼き餃子の登場。
サイズは一般的な大きさですね。
焼ムラはなく良い感じに焼きあがっています。
焼き色の安定感も良いのですが、焼き面を広くとってあるのが高評価。
生餃子であれば焼くときにギュッと鉄板に押し付けてあげるだけで焼き面が広くなりカリッとした食感が強くなります。
モッチリしたやや中厚の皮を使いひだは深めに刻んであります。
ヒダの部分のモッチリ食感と焼き面のカリッとした食感がどちらも楽しめます。
野菜多めの餡にはキャベツのザクザクした感覚が残っています。
水分は絞り切らずに野菜の美味しさを残しています。
皮の中にギュッと餡が閉じ込められているのではなく、口の中でホロホロっと崩れるように優しく包まれている感じです。
下味はそれほど強くはないので酢醤油はつけた方が良いと思います。
酢醤油をたっぷりつけて食べるとちょうど良い味付けに。
バランスのとれた良い餃子ですが、あくまでもサイドメニューとしてメインの引き立て役に徹している感じの餃子でした。
夜のメニューはかなり充実していてちょっと飲んで帰るのにちょうど良さそうなお店でした。
地元や職場の近くにこういう店があると便利ですよね。
次に来るときは夜の時間に来て、辰巳家名物と書かれていたチンジャオロース焼きそばと餃子を食べてみたいですね。