東京餃子通信編集長の塚田です。
都内有数の人気餃子店「おけ以」がお取り寄せ餃子を始めたという事で遅ればせながら注文をしてみました。
いつも行列ができているあの「おけ以」の餃子が自宅で食べられたら嬉しいですよね。
「おけ以」の餃子は手延べで柔らかくモチっとした皮の食感が特徴なのですが、どこまで再現できているか楽しみです。
こちらが「おけ以」のお取り寄せサイトです。
通販専門の業者にライセンスをしたのかと思ったのですが、販売業者におけ以の運営会社の「有限会社美能矢工務店」の名前とオーナーの馬道仁さんの名前が記載されていたので直営のお取り寄せサイトの様です。
テレビ番組などでも取り上げられたため、お届けまでは数カ月かかります。
何故、おけ以の運営会社が「有限会社美能矢工務店」なのかについては、クック井上。さんがdressingの記事で詳しく紹介されていたので、こちらをご覧ください。
注文をしてから約5か月後にようやく商品が届きました。
パッケージデザインは、お店の看板を踏襲したデザイン。
お店に行ったことがある人にはわかる良いデザインです。
一箱に24個、12個ずつ袋詰めになっています。
袋が小分けになっていると冷凍庫で保存する際に便利ですね。
箱の中には、おけ以がお取り寄せを始めた想いが掛かれたカードが入っていました。
おけ以の餃子を食べると笑顔になっちゃいますよね。
焼き方の指南書も入っています。
ポイントは
- 餃子同士の感覚を少し開けること
- 打ち粉を流すように「お湯」を書けること
- 8~10分茹で焼きにすること
です。
茹で焼き時間10分は相当長めですね。
自宅のフライパンを使って焼きます。
餃子は機械包みの様ですが、お店の手作り餃子の味がどこまで再現できているか楽しみです。
餃子が半分隠れるくらいまで熱湯を入れて茹で焼きに。
10分は待てなかったので8分でお湯を飛ばしに入りました。
焼きの指南書にはサラダ油を回しかけるように書いてありましたが、お店ではごま油を使っていたのでごま油で最後の香りづけをしました。
茹で焼き時間が長めなのでかなり皮は柔らかい状態になっています。
このため餃子をフライパンから剥がす際に慎重にゆすってあげないと皮が破れる恐れがあります。
キレイに焼く難易度はお取り寄せ餃子の中でもトップクラスに高いかもしれません。
焼きのテクニックを駆使して何とかキレイに焼くことができました。
羽根はもう少しつくかと思っていたのですが、餃子の縁に少しつく程度でした。
在宅ワークで定番になったお昼の餃子定食。
餃子12個なのでお店で食べたら2人前分ですね。
焼き加減はお店の鉄鍋で焼いたのに遜色がないぐらいに良い色に焼けました。
仕上げも強火で押し切ったのが良かった気がします。
焼き面はお店の手作り餃子に比べるとやや狭めです。
これは成型する際の金型の形によるところなので仕方がないところではあります。
皮は厚めでモッチリしています。
長めの茹で焼き時間の効果があったのか、柔らかくて弾力もあって、おけ以の餃子の皮をかなり再現できているのではないかと思います。
正直なところ期待以上の再現度でした。
餡は白菜中心であっさり目。
白菜のカットが小さく目になってしまうのも機械包みであるため仕方がないところでありますが、野菜の甘みを活かした下味も良くできてます。
生姜の香りがフワッと口の中に広がるのもポイントですね。
最初はタレ無しで餃子そのものの味を楽しんでもらいたいです。
好みで酢醤油で味を調整しても良いと思います。
一人で12個食べたので、後半は味を濃いめに変化させていただきました。
お店ではタンメンと合わせることが多かったのですが、白米にもよく合います。
後日、残りの餃子を焼いて、これまでおけ以の餃子を食べたことがない妻と息子達にも食べてもらったのですが評価は上々。
お店で食べる手作りのおけ以の餃子も食べたいというリクエストをもらったので、何かの機会に飯田橋に連れて行かないと。
全て手作りをしていたおけ以が、工場の機械でお取り寄せ専用の餃子を作るという事で、正直なところ事前のイメージはあまり良くなかったのですが、実際に食べてみたらおけ以の餃子の良いところは上手く活かしてあり再現度も高く良い意味で予想を裏切られました。
あっという間にお取り寄せ側も超人気餃子になってしまいましたが、気軽に飯田橋に来られないという方は是非食べてみて欲しいと思います。