先日から始まった「グルメアジア大会」のアジアの餃子企画の最終回。
ウズベキスタン、中国揚州、ネパールとまわってきましたが、締めはもちろん日本から。
「グルメアジア大会」は9月19日から開催される4年に1度のアジア最大のスポーツ祭典、「アジア大会2014韓国仁川」のゴールデンタイム生放送を実施するTBS系列各局と「たべあるキング」のコラボ企画で、それぞれの食べ歩きブロガーが12種目に分かれてアジアの食を紹介しています。
最近は、フランスやスペイン、タイ、ロシア、アメリカ、そして中国など世界中で日本の焼き餃子への注目が高まっています。
英語でもdumplingとかdim sumとかpot stickerとか中国語から派生した餃子を表す言葉は色々ありますが、最近ではGYOZAで通じるところも増えているとか。
また、中国では日式餃子と呼ばれる焼き餃子が流行っているという話も聞きます。
世界中で注目を集めている焼き餃子ですが、第二次世界大戦後に日本で広まったとされています。そんな日本の焼き餃子のルーツに近いお店が、こちら赤坂にある「珉珉」です。
先代が、日本の焼き餃子のルーツの一つとされている渋谷恋文横丁の珉珉から独立をされたのが赤坂「珉珉」の始まり。
日本のGYOZAを代表する餃子店と行っても過言ではありません。
場所はかなりわかりにくく、青山一丁目駅、赤坂駅、乃木坂駅のちょうど中間点。
どこから歩いても10分以上かかります。
こんなにも不便な場所にあるのにもかかわらず、昼も夜も連日満席。
カウンター席は比較的回転が早いのですが、座敷で食事をしたいときには予約を入れておいたほうが無難です。
席に案内されると同時に餃子とビールを注文しちゃいましょう。
餃子は焼き時間が掛かりますからね。
まずはお通しののネギ味噌ニンニク大根キムチ(正式な名前は知りません)が出てきました。
これはぐちゃぐちゃに混ぜて食べてください。
ここから待つ事10分弱。
焼き餃子がやってきましたよ。
見てください、この焼き加減。
表面が見事にカリッと焼けています。
焼き加減がすばらしいので別アングルからもう一枚。
シリコンバレーから日本にやって来て、日本の焼き餃子の美味しさに目覚めてしまったJさん。
目の前のGYOZAにテンションが上がりすぎて、写真の取り方がおかしくなってます。
やや大きめの餃子にぎっちりと餡が詰まっています。
ジューシーな豚肉とニラがたっぷり。
さらに餡のベースの味付けがすばらしい。
醤油ベースのしっかりとした味付けがされています。
このため「つけダレ要らず」と言いたいところですが、珉珉には独特の付けダレがあるのです。
その秘密の食べ方がこれ。
お酢にたっぷりのコショウを混ぜたつけダレにつけて食べるのが珉珉流です。
お皿にお酢をだしたら、そこにコショウを10〜20回ほど振りかけます。
これで完成。
やり方が分からなければ、お店の人がやってくれます。
間違っても醤油やラー油は使わないでください。
女将さんに
「うちの食べ方しらないの?」
と、突っ込まれること必至。
珉珉の餃子は肉汁がスゴいのでお酢を使って脂の味ではなく、餡の味付けや肉そのものの味を感じてもらうとうのが狙いのようです。
続いて出て来たのは味噌餃子。
どんぶり一杯に満たされた肉味噌の中からに茹で餃子が沈んでいます。
肉味噌を使うところは少し中国っぽいですが、中国ではこのような餃子はみたことがありません。
というより珉珉でしか見た事がない。
というわけでこちらも日本代表の一角に加えたいと思います。
濃厚な肉味噌が餃子の味付けとケンカしそうですが、実際にはかなり調和がとれています。
これもビールの進む餃子です。
続いて揚げ餃子。
中国でも餃子を揚げる調理方法はごく一部では存在しているようですが、揚餃子も日本ならではの食べ方といっても良いと思います。
珉珉の揚餃子はサクサクっとした皮の中に存在感のある餡が入っているので、おつまみというよりもしっかりしたおかずとして仕上がっています。
この日は餃子以外にも手を出しちゃいました。
まずはエビチリです。
実はエビチリのチリソースは、焼き餃子や揚餃子につけて食べると美味なのです。
エビはあくまでもおまけです。
次はカニの唐揚げ。
ソフトシェルなのでカラまで食べられちゃいます。
カニも美味しいのですが、注目はレモンと塩。
こちらも焼き餃子や揚餃子によく合うのでお試しを。
餃子でお腹お心も満たされたところで、締めは定番のドラゴンチャーハン。
ニンニクとニラが思いっきり効いた、スタミナ抜群の珉珉の名物料理。
当日だけでなく、翌日までニンニクの香りから逃れられないので、大事な用事がある方は注意してください。
さて、今回で「グルメアジア大会」アジアの餃子企画でしたがいかがでしたでしょうか?
ウズベキスタン、中国、ネパール、日本と各国の餃子を見てきましたがが、どちらの餃子が気に入りましたか?
アジアにも、まだまだ餃子風の料理はありますし、アジアを超えてヨーロッパや南米にも似たような料理が存在します。
スポーツも世界をつなげますが、餃子も世界をつなげます。
引き続き、世界の餃子情報もお届けしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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