2度目の三鷹を後にした中央線ぶらり途中下車の旅の一行は、3駅目にして最終目的地の阿佐ヶ谷「豚八戒」を目指します。
豚八戒は駅近くの飲み屋街の一角に店を構えています。
雰囲気のあるこじんまりとした2階建ての店舗。
2階に8席、1階はカウンターに7席のみ。
19時前に到着したのですが既に満席でした。
普段は30分ぐらい待つのは当たり前の様なのですが、今回はラッキーなことに10分ぐらいの待ち時間で店内に入ることができました。
メニューも洒落てますね。手作りの和紙に1ページに餃子が一つずつ紹介されています。
全種類の餃子を順番に注文します。
醤油さし類もイケてますね。
奥からお酢、醤油、ラー油、黒酢が並んでいます。
ただし豚八戒の餃子は、それぞれ餡に味付けがされてるのであまり付けダレは必要なかったりします。
狭いカウンターの中で、中国出身の奥さんが注文が入ってから一つずつ餃子を包んで焼いたり蒸したりしてくれます。
最初の一品は、華餃子。
フライパンで丸く焼いた羽が芸術的な美しさです。
包み方も丁寧ですね。
パリパリの羽根と薄いながらしっかりと弾力のある皮の食感のコントラストが良い。
餡の具材も木耳などちょっと変わった食材が入っていて、食感に変化を出してます。
下味もしっかりついているので、何も付けなくても美味しいです。
八角が加えられているのか、香辛料系の深い香りもします。
非常にこだわりが感じられる餃子です。
あえて付けダレを使うのであれば、黒酢にちょっとラー油を足したものをお勧めします。
続いては八戒餃子。肉類がはいっていない精進蒸し餃子です。
餡はしいたけと豆腐(おから?)、あと干しえびの風味がしました。
とても優しい味ですが、これも非常に美味しいかったです。
まだまだ続きます。
今度は天逢餃子。豆腐餡の水餃子です。
つるっとした皮とふわふわの豆腐の餡が面白いですね。
変わり種な感じの餃子ですが、味のレベルも高いです。
4つ目はピリッと四川風麻辣水餃子。
パクチーと麻辣ソースがかかった水餃子です。
辛そうに見えますが、山椒もラー油もそれほどキツくなく、意外と優しい味でした。
締めは明蝦餃子。
写真でもうっすらと見えると思いますが、海老が一匹まるまる入った贅沢な水餃子です。
海老のぷりっとした食感と椎茸の旨味のバランスが素晴らしい餃子でした。
5種類の餃子をすべて堪能しましたが、すべてが趣向を凝らした素晴らしい餃子でした。
餃子という単一の餃子でここまでの種類を展開し、しかもどの餃子の味も高いレベル。
近くに有ったら、絶対通っちゃいますね。
普段は大行列しているらしいですが、餃子好きの方であれば並ぶ価値は有ると思いますよ。
今回は中央線ぶらり途中下車の旅といいながら、三鷹、吉祥寺、阿佐ヶ谷の3駅しか開拓できませんでしたが、それぞれの餃子には大満足の旅でした。
中央線沿線の餃子レベルの高さを改めて実感したので、機会を見つけて次回の途中下車の旅を企画したいと思います。
おつきあいいただいたメンバーの皆さん、ありがとうございました。
中央線ぶらり途中下車の旅(最終回):阿佐ヶ谷の豚八戒の餃子三昧
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