東京餃子通信編集長の塚田です。
調布に「食神 餃子王」なる神であり王であるとんでもないネーミングの餃子店があるというタレコミ情報をいただきました。
名前のインパクトがかなりありますが、軽く調べてみるとなかなか面白そうな店であることが分かりました。
まとめサイトができるほどの人気っぷりです。
ちなみにこちらの「食神様」とは関係ない様子。
Twitterのアカウントも活発です。お店と客の連絡板のようなものも用意されているとのことです。学生生協のノリですね。
お代わりできるのはご飯とスープまでです。 pic.twitter.com/onHvXXYSbK
— 食神餃子王 (@shokujinjp) 2017年6月15日
調布駅を降りて電気通信大学方面に向かいます。
甲州街道まで出たら八王子方面に左折します。
駅から徒歩10分ぐらいのところで「食神」と書かれた黄色い看板を発見。
神とは書かれていますが、正直神々しさに欠ける看板です。
看板をみる限り「餃子王」よりも「食神」の方が主のようです。
店内に入ると電気通信大学の学生と思われる若者でほぼ満席。そして客の全員が男性です。さすが理系大学ですね。
夜でも提供されている定食メニューが激安。
なんと590円です。さらに、先ほどのTwitter情報にもありましたがライスとスープはおかわり自由。
デカ盛りメニューも色々とあるようです。
学食なみの価格ですね。
その中で焼き餃子は390円とやや高めの価格設定です。定食590円のところ、餃子に390円というのは学生的には高嶺の花。
確かに店内の他のテーブルを見まわす限り餃子を注文しているお客さんはいませんでした。
水餃子は安いですが業務用の冷凍餃子を使っている様子だったのでスルーして、手作りの焼き餃子を注文することにしました。
瓶ビールを飲みながら餃子が焼きあがるのを待ちます。
この日は3軒ハシゴをする予定だったので定食メニューには残念ながら手を出せませんでした。
5分ほどして焼き餃子の登場。
羽根がついた餃子が6個盛られています。
羽根は端の方が欠けていたり、焼きムラがあったりと少し残念な感じ。
餃子のサイズは一般的なサイズです。
中厚の皮を使いヒダはかなり深めに刻まれています。確かに手包みの餃子ですね。
餡はキャベツを絞って豚肉もかなり練りこんだ柔らかいタイプ。町中華のスタイルに近いです。
お店の雰囲気は大陸系の中華居酒屋的なのですが、昭和の懐かしさを感じさせる餃子です。
ニンニクはそれほど強くなく、甘めの下味が付けられていました。
このまま食べてもいけますし、薄めの酢醤油にラー油というオーソドックスな餃子ダレも合います。
「食神 餃子王」というネーミングではありますが、餃子は羽根がついている以外は驚くほどオーソドックスなスタイルでした。
こちらのお店は餃子単体推しというよりは、いつでも安くて美味しくてお腹いっぱいにしてくれる男子学生の胃袋を支えてくれる守り神的なお店なのかもしれませんね。
あっ、学生達の若さに圧倒されて、連絡版を確認してくるのを忘れてしまいました、、、
食神 餃子王 (中華料理 / 調布駅、布田駅)
夜総合点★★★★★ 5.0