東京餃子通信編集長の塚田です。
週末の野毛でランチをとる機会がありました。「愛しの街場中華」で知って、それ以来ずっと気になっていた「萬福」を訪問してみる事にしました。
日の出町駅前の交差点を渡り、野毛なかみちを桜木町方面に進む事50mほどのところに、昭和映画からそのまま切り取ったかのような外観の町中華「萬福」はあります。
店頭には非常に丁寧に書かれた手書きのメニューが掲示されています。
店内に入ると競馬中継を見入る常連さんでいっぱい。これが週末の野毛の正しい風景。 WINSからアクセスの良いお店はどこもこんな感じです。
テレビの真ん前の特等席が空いていたので、そちらに座らさせていただきました。
奥の壁には一面にメニューの短冊がずらりと並んでいます。表のメニュー表には掲示されていなかったものも結構あります。
特にカレーを使ったメニューが豊富にあるのが気になりました。中でもカレー焼麺に魅かれたため、メインはこちらに決定。もちろん餃子も注文しました。
待つ事5分ほどでカレー焼麺と餃子が運ばれてきました。カレー風味の焼麺ではなく、カレーライスのライスの代わりに焼麺が入ってます。
麺は細麺を油で炒めてあるようです。
カレーは片栗粉でとろみをつけた町中華特有の製法で作られたカレーです。中華丼や八宝菜と同じ作り方なのかもしれません。
甘めの味付けにカレー粉をたっぷりと使いスパイシーに仕上げています。
とろみがついているので麺によく絡みます。
続いて焼き餃子。
焼き目はムラもなく良い感じです。
皮は一般的な8センチを使い、餡は少なめでやや小ぶりに仕上げています。
中厚の皮を使って、ひだは横方向に流れるような少し変わった包み方です。
餃子の味付けは店の外観からの想像を裏切らない、これぞ昭和の焼き餃子という感じでうs。
水を絞ったキャベツと豚肉をしっかりと練って、ニンニクががっつり効いています。餡の味付けは控えめ。
萬福の餃子のような昭和スタイルの餃子は、変に凝らずに酢醤油にラー油といったオーソドックスな餃子ダレで食べるのが美味いです。
今回はカレー焼麺と合わせましたが、白米が進む感じの餃子ですね。
店の雰囲気もあるのだと思いますが、カレー焼麺も餃子も心落ち着く感じの味でした。 野毛という町であれば「萬福」のような町中華の老舗店が、そのままの形で残ってくれそうな期待が持てますね。
- ジャンル:中華料理
- 住所: 横浜市中区宮川町2-20
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- (写真提供:真っ赤に燃えた太陽)
中華料理 萬福 (中華料理 / 日ノ出町駅、桜木町駅、関内駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
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