東京餃子通信

全国の餃子情報をほぼ毎日お届け!

ギョウザマニアで「五たて」にこだわるギョウザを食す【西荻窪】

スポンサードリンク

IMG_3364

東京餃子通信編集長の塚田です。

昨年末のテレビ東京で放送された「餃子マニアNO.1決定戦」で優勝したあと、googleで「餃子マニア」と検索すると「塚田」とサジェストが出る様になったのですが、ここ数ヶ月「西荻窪」が上に出てくる様になりました。

今年の春に西荻窪に「ギョウザマニア」なる新店がオープンし、それを検索する人が増えている様子。

google

 

「餃子マニア」のライバル出現ということで、友人たちを誘って遅ればせながら西荻窪の「ギョウザマニア」を訪問してきました。

場所は西荻窪駅の北口から徒歩1~2分。やきとり戎西荻北口店の目の前という好立地です。

表に立っている立て看板によると、オーダーを受けてから皮を伸ばすので、作りたての皮を楽しめるのが特徴の様です。

IMG_3335

 

お店はカフェの様な雰囲気で、店の外にも広いテラス席があります。

これからの季節は夜風に吹かれながら餃子とビールというのも楽しそう。

IMG_3333

 

店内も非常に明るい雰囲気。中華バル的なイメージでしょうか。

独特なタッチの装飾画が面白いです。

カウンター席からは皮打ちが見えるのでオススメ。カウンターの端の部分は両側に座れる様になっているので4~5人であればテーブル席の様に使うことも可能です。

image

 

餃子は本日の餃子を含めて7種類。

4人で来たので餃子を全種類注文しました。

IMG_3338

 

実は「本日」の日替わりではなく週替わりらしいですw。

この日の餃子はニラと卵。私の好きな餃子です。

IMG_3340

 

 ギョウザマニアの餃子には「五たて」のこだわりがあるそうです。

  1. 肉は挽きたて
  2. 皮は打ちたて
  3. 餡は包みたて
  4. 水は湯でたて
  5. 焼は焼きたて

湯でたて、焼きたて以外は実践するのはかなりの手間です。さすがマニアを標榜するだけのことはありますね。

ちなみに手間がかかっているだけあって、注文から餃子が出来上がるまでに結構時間がかかるらしく、早めに出るおつまみも勧められました。

IMG_3339

 

注文するとカウンターの内側では皮伸ばしが始まりました。見事な腕前で、丸い皮がどんどん作られます。

 

餃子が上がるまではビールとおつまみで間をつなぎます。

こちらはパリパリピーマン。沖縄で取れるピーマンらしく、青臭さがなくみずみずしいのが特徴。

IMG_3343

 

続いてポテサラ。じゃがいもを一旦燻しているため、スモーキーな香りが特徴。

お酒が進むポテサラです。

IMG_3348

 

餃子を注文してから10分程度たったところで順番に餃子が運ばれてきます。

最初はセロリ餃子。

手延べの皮は柔らかめの食感。モチモチ感もありますが同時につるっとした喉越しの良さがあります。

 

IMG_3351

 

黒酢ベースの水餃子用のタレをつけていただきます。

ベースの豚肉餡はジューシーですが味付けは控えめでさっぱりめ。セロリの味と香りが良いアクセントになっています。

IMG_3363

 

続いてパクチーギョウザ。水餃子の上からどっさりとパクチーがかかっています。

ベースの餡には香味野菜は控えめなので、パクチーの香りで変化をつけています。

IMG_3349

 

続いて日替わりのニラと卵の餃子。

餡の具材はニラと卵のみ。豚肉は入っていません。

中国ではポピュラーなニラと卵の餃子ですが、日本で食べられる店は多くないので、たまに見つけると嬉しくなります。

是非、レギュラーメニューに入れて欲しいですね。

IMG_3367

 

続いてしそ餃子。

餡にも細かく刻まれたしそが練りこまれています。しその爽やかな香りが特徴です。

ベース餡に、セロリ、パクチー、しそといった香りの強い野菜でアクセントをつけるというのがギョウザマニアのメニュー開発のスタイルなのかもしれません。

IMG_3375

 

ここで一転して野菜の焼き餃子の登場。

ひだ側に焼き目をつけるというギョウザマニア独特焼き方です。羽根も若干ついてフォトジェニックな焼き餃子ですね。

IMG_3364

 

焼き餃子には酢醤油ベースのタレが用意されています。

餡は野菜だけなのでさっぱりめですが、旨味が感じられます。手延べ皮を焼いたサクサクっとした食感が良かったです。

この皮は焼き餃子の方が力を発揮するような気もしました。

IMG_3385

 

焼き餃子の後はまたまた水餃子に戻ります。

ここからは海鮮系の餃子です。

ホタテの餃子はホタテの甘みが印象的。ベース餡の味付けを抑えているので、海鮮系の具材との相性がとても良いです。

IMG_3388

 

ここで自家製のラー油を投入。

干しエビなどたっぷり使った贅沢なラー油です。辛味は強くなく、旨味が凝縮されていて、餃子の味を深めてくれます。

IMG_3397

 

ラストはエビ餃子。

ベースの餡と一緒にエビが固まりで皮に包み込まれています。

つるっと皮の食感とプリプリのエビの食感の変化が面白いですね。

IMG_3391

 

エビ餃子は生姜を添えて食べるのがオススメとのこと。生姜とタレをつけていただきました。

生姜と辛味と香りが餃子の味を引き立ててくれます。

IMG_3400

マニアを名乗るだけあり、皮作りや、餡、タレ、焼き方など細かいこだわりを見せてくれる楽しいお店でした。

しかも餃子を一通りたべて、のんで、軽くつまみもたべて、一人あたり2000円ぐらいとかなりリーズナブルな価格設定。安すぎて、少し心配になるぐらい。

このような個性的なこだわりを見せる餃子店が増えると嬉しいので、今後も頑張って欲しいですね。

 

ギョウザ マニア餃子 / 西荻窪駅
夜総合点★★★★★ 5.0