東京餃子通信編集長の塚田です。
餃子アドベントカレンダー 2017が開催中ということで今年の餃子ライフを振り返る記事を書いてみたいと思います。
第一弾のテーマは「2017年に最も印象に残った餃子エントリー Best 3」です。
(第何弾までやることになるかわかりませんが、、、)
東京餃子通信をはじめRettyグルメニュースやメシコレなどにあちらこちら餃子の記事ほぼ毎日書いている私ですが、自分で餃子の記事を書く一方で他の餃子好きな皆さんによる餃子記事も日々拝見しています。
皆さんいろんな視点で餃子について書かれていているので読んでいて本当に楽しませてもらっています。
そんな私が2017年最も印象に残った餃子関連のブログエントリーをBest 3を勝手にランキングしたいと思います。
では早速発表していきたいと思います。
まずは第3位から!
第3位:中国人コラムニストの食×テクノロジー理論がジワジワ来る【焼餃子=日本のイノベーション】(メシ通)
まずはリクルートが運営する「メシ通」から。「メシ通」は「食欲と知識欲をシゲキする」のサブタイトル通り独自の視点で食にまつわる知識欲を刺激する記事が掲載されていて、私の好きなサイトの一つです。
そんなメシ通で公開された(よ)さんによる「中国人コラムニストの食×テクノロジー理論がジワジワ来る【焼餃子=日本のイノベーション】」を一本目の記事として選定させてもらいました。
本エントリーは(よ)さんオリジナルの論ではなく、中国人コラムニストの徐航明(じょ・こうめい)さんが「日経テクノロジー online」で書かれているコラム【技術者のカフェタイム 食文化とハイテク】の中で展開をされている徐さんの理論を整理解説したものです。
私も個人的に徐さんとは親しくさせてもらっているのですが、餃子の本場出身でありながら「焼餃子=日本のイノベーション」と日本の焼餃子文化や技術を高く評価してくれている方で、今後日本が焼餃子をGYOZAとしてグローバル展開をしていくうえで拠り所となるような理論を展開されています。
徐さんの文章は非常に面白いのですが、少々一般の方には話が難解で、私もなかなか上手に他の方に解説をすることができていませんでした。
徐さんの難解な文章を分解し非常にわかりやすくテンポよく解説されているこの記事はとても印象に残りました。
続いて第2位。
第2位:会費1人1,500円で「餃子会」 基本の豚餃子から雲丹、牡蠣、ラム肉の変わり餃子まで手作りを楽しむ(それどこ)
続いては楽天市場とはてなが運営する「それどこ」から。 私もこれまで2度ほど記事をかかせてもらったことがあるブログ媒体です。
二本目に選定されてもらったのは、ぶち猫さんによる「会費1人1,500円で「餃子会」 基本の豚餃子から雲丹、牡蠣、ラム肉の変わり餃子まで手作りを楽しむ」です。
この選定理由はただただこの餃子会の参加者がうらやましかったという一点に尽きます。この記事を書かれたぶち猫さんは人気料理ブログ「ぶち猫おかわり」でも有名な人気ブロガーさん。
いつもアイデア満載のおいしそうな料理を作られているのですが、この日の餃子パーティではなんと
- 雲丹バター餃子
- 肉汁じゅわっと豚餃子
- 猪肉たけのこ餃子
- 海老いかすみ餃子
- 手羽先餃子
- 燻製牡蠣餃子
- サモサ餃子
- ラムトマトクレソン餃子
の8種の餃子とその他料理がふるまわれておりました。
みんなで皮伸ばしから初めて食べる餃子会は本当に楽しそう。
特に牡蠣燻製餃子がおいしそう。記事の中にも書かれていましたが揚げても絶対美味しいと思います。
もう一点ラムトマトクレソン餃子もとても気になりました。これは自宅でも比較的簡単にできそうなのでチャレンジしてみたいですね。
とにかく参加者の方が心底羨ましく思えたそんなエントリーでした。
そして栄えある栄冠(?)に輝いたのは、、、、
第1位:金沢市伝説の激ウマ名店『ナンバーギョーザ』を、第一~第八までぜんぶ巡ってみた(文化放想ホームランライター)
ラストは新進気鋭のブロガー辰井裕紀さんの「文化放想ホームランライター」より「金沢市伝説の激ウマ名店『ナンバーギョーザ』を、第一~第八までぜんぶ巡ってみた」です。
このエントリーは、私の中では2017年の餃子関連のエントリーの中でダントツに印象に残っています。歴代でも相当上位に来ると思います。
金沢の「第7ギョーザの店」は、お城のような巨大な餃子店としてしばしばテレビなどに出る有名店。
ホワイト餃子の技術連鎖店としても知られる店ですが「第7」とあるように、この「第7ギョーザの店」は第1ギョーザの店から始まった暖簾分け店の7番目のお店。
これらの餃子店は地元では「ナンバーギョーザ」と呼ばれ伝説となっているそうです。現在は第5、第6、第7の3店舗しか残っていません。
そんなナンバーギョーザの歴史を探り、お店のあった場所を全て巡っていくという壮大な記事です。
ネットの情報を発端に現存するお店での聞き込みや更には図書館の司書さんまでを巻き込み丸2日間をかけて「ナンバーギョーザ」の場所がどんどん特定されていく様子を追体験できます。
さらに続編も面白い。
ナンバーギョーザの祖、柏野辰子さんの妹さんであるヒサ子さんへのインタビューを通じて、第0ギョーザ的な位置づけとなる満州で人気だった辰子さんのお店「まとい食堂」ですでにフライパンで焼いた餃子が販売されていた情報にたどり着きます。
これは焼き餃子の歴史にとっても貴重な情報ですね。
このまま丸々「世界ふしぎ発見!」などで番組にして欲しいぐらい。
私もこれくらい一つのテーマを掘り進める記事を書いてみたいと嫉妬すら覚える記事でした。
おわりに
どれも何度も読み直しをしたいぐらい素晴らしいエントリーですので、まだ読んだことがないものがあったら一度読んでみてください。
また餃子アドベントカレンダーにも餃子フリークのみなさんから順番に魅力的な記事が投稿されていますので、こちらもお楽しみに。
私もこれらのエントリーを良い刺激に、2018年も頑張って餃子記事を書きたいと思います。
実は金沢には一度も行ったことがないので、これを機会に金沢にも行って第5~7ギョーザの食べ歩きもしてみたいですね。