東京餃子通信編集長の塚田です。
前回のタイ料理が食べられる餃子の王将 稲沢店の引き続き名古屋からの餃子レポです。
名古屋駅から地下鉄を乗り継ぎ15分ほどの庄内通駅に到着。
イオンの裏の住宅街を10分ほど歩くとお目当ての店「天一」に到着。
老舗和菓子店のような落ち着いた雰囲気の店構えです。
餃子と牛肉湯の専門店。
牛肉湯というのはどのような料理なのでしょう。
お店に入り餃子の焼き場の目の前のカウンター席に着席しました。
店内は写真撮影禁止なのですが、店主さんにブログを書いているということを伝えるとテーブルの上だけだったらOKとのこと。
ランチメニューはいろいろありますが基本は餃子と牛肉湯系の料理の組み合わせ。
牛肉湯が牛肉飯になったり牛肉湯麺なったりしています。
私は「いつものやつ!」を注文。
注文が通ると奥の方で餃子革命が動き始めます。
機械で包んでいますが作り置きはあまりせずに都度包ませているようですね。
待つこと5分ほどで「いつものやつ!」がテーブルに並びます。
こちらが天一のおすすめニューの牛肉湯。
牛肉をじっくりと煮込んだもので八角の香りが効いています。
独特の香りに加えて、中国醤油(台湾醤油?)のコクと甘みが特徴的。
調べると台南の名物料理らしいのですが、台南の牛肉湯よりも濃い目の味付けで作られているように思われます。
牛肉はとても柔らかく仕上がっています。
牛肉湯の名前に従いスープとして飲んでも美味しいのですが、、、
やはりこれは白飯にかけて食べるのが正解。
小椀の牛肉湯でもご飯3杯ぐらいは軽くいけそうな勢いです。
油断すると牛肉湯とご飯だけでお腹いっぱいになってしまいそう。
牛肉湯が美味すぎるのですが、「天一」はあくまでも餃子専門店。
主役は餃子です。
「いつものやつ!」には餃子が10個ついてます。
非常に美しい焼き目のついた餃子。
ご主人がこまめに焼き色をチェックしたのちに完璧な状態に仕上げてくれました。
焼き面が均一に仕上がるのは餃子革命のメリットでもありますね。
皮はかなり薄め。
機械包みのギリギリのラインを攻めてる感じがします。
薄めの皮なので包むタイミングを注文後にしているのかもしれないですね。
サクッとした軽めの食感の向こう側にはキャベツが多めのさっぱり系の餡が隠れていました。
餡にはニンニクは使用せずに味付けもあっさり目。
素材の味を重視した餃子です。
餃子専門店ではありますが、餃子自体は牛肉湯のサイドメニュー的な位置付けの様子です。
妙に主張しすぎない奥ゆかしさが良いですね。
味の調整はお酢を多めに調合された酢醤油と、
ニンニクダレを調合します。
餃子にニンニクが入っていないので、ニンニクのパンチが欲しい場合はこちらで調整をするのだとか。
後半はニンニクを少しだけ追加したタレをつけて味を濃くしてみました。
餃子単体で食べるのであれば10個の餃子の味を徐々に濃くしていくと最後まで飽きなくて良いかもしれないです。
非常に特徴的な風味の牛肉湯と対象的なシンプルで素朴な餃子の組み合わせに、店主さんのセンスの良さを感じました。
都内にあったら確実に通いたいお店です。
また、近くに来る機会があれば立ち寄りたいと思います。