東京餃子通信編集長の塚田です。
前回から引き続き、福岡からの餃子レポートをお届けします。
2日目のランチタイムはテムジンで揚げ餃子定食を堪能しました。
午後はしっかりと仕事をこなし、夜は再び餃子タイムの到来です。
最初に向かったのは中洲と天神の間ぐらいにある「たけとら」。
地元福岡の読者の方からタレコミ情報をもらって知ったのですが、2017年12月にオープンしたばかりの新店です。
タレコミ情報では、
久留米の娘娘と同じ食べ方のお店で最近オープンしてました
とあり、今回訪問するのを大変楽しみにしていたお店の一つです。
ちなみに、久留米の娘娘には今年の2月に訪問してきました。
あの娘娘スタイルの餃子が、博多でも食べられるのでしょうか?
20時過ぎにお店に到着。
新店ですが昭和感のあるレトロな店構えです。
正式な店名は「博多一口餃子 たけとら」。久留米ではなく博多なんですね。
土曜日の夜とうこともあり、店内はほぼ満席。
まだできて半年経たないのに人気ありますね。
福岡に来て思うのですが、餃子店に限らずどこの飲食店も繁盛していることいに驚かされます。
街に活気がありますよね。
店の作りは真ん中に餃子の焼き場があり、それをぐるっと大きくコの字に囲うようにカウンターのようなテーブルが囲んであります。
なかなか面白い作りですが、効率良さそうです。
ちょうど餃子鍋の真正面の席があいたので、待たずに特等席に着席することができました。
餃子は焼き餃子と水餃子の2種類。
両方とも1人前ずつ。
そして餃子の焼き上がりを待つためにビールに手羽先も注文しました。
BGMは80年代の歌謡曲。
昭和の酒場感を出す細かい演出がされています。
焼き餃子と水餃子を両方注文するとキムチがサービスされるとのことで、ビールと一緒にキムチもだしてもらいました。
そして手羽先。
カリッと揚げられていて、コショウの刺激でビールが進みます。
キムチと手羽先でビールを飲んでいると、餃子に先行して店員さんからタレの紹介がありました。
専用の酢醤油タレと一緒に運ばれてきたのは、、、
白ごまと、
細かく刻まれたニラ。
これが久留米娘娘スタイルの食べ方です。
タレにゴマとニラをたっぷり入れて、そこにラー油を少々。
適度に混ぜれば出来上がり。
これでいつ餃子が運ばれてきてもOKです。
さらにしばらく待つと、目の前の餃子鍋の蓋が開き店長さんと思しき方が焼き目をチェック。
どうやら完成のようです。
白いお皿に10個の焼き餃子が守られて運ばれてきました。
これまた小さくて可愛らしい餃子です。
この小さも久留米の娘娘に通じるものがありますね。
前日の夜にたべた「八ちゃんらーめん」に比べればひとまわり大きいのですが、一般的な餃子をイメージしていると「たけとら」の餃子の小ささにも驚かされます。
小さくても焼き目は丁寧にきつね色。
焼きムラもほとんどありません。
仕上げにごま油をさっとかけているようで、焼き目の香りに食欲がそそられます。
モチモチっとした手延べの皮も特徴的。
店の脇のテーブルで若い女性店員さんがひたすら皮伸ばしと包む作業を続けていました。なかなかの手さばき。
餡は豚肉とキャベツがベースで味付けも控えめ。
この皮が美味しいので、そのまま食べても十分楽しめます。
皮が主役の一口餃子です。
更に皮を美味しく食べるには、先ほど調合した餃子ダレが活躍します。
餃子の腹側のヒダにニラとゴマをたっぷりと引っ掛けてパクリといただきます。
口の中に一気にニラの香りが広がります。
ニラ好きにはたまらない食べ方ですね。
続いて水餃子。
餃子自体は焼き餃子と同じですが、茹でてあるので皮のモチモチ感はこちらの方が強め。
皮自体の味は焼き餃子よりも、水餃子の方が楽しめると思います。
水餃子もヒダにニラとゴマを引っ掛けて一口でパクリ。
またまたニラの香りが口の中に広がり鼻から抜けていきます。
ビールをごくりと飲んで口の中をリセット。
その後、またまたニラを投入。
これが延々と続きます。
この日はハシゴの予定だったので焼き水合わせて20個にしておきましたが、30~40個ぐらい軽く食べられちゃいます。
店長さんが忙しそうにされていたので、今回は久留米の娘娘との関係を聞くことができなかったのですが、次回訪問時に確認してみたいと思います。
このニラとゴマ入りのタレで食べる餃子は私の好みのど真ん中の味なので、東京でも食べられるようになると嬉しいなぁ。
博多一口餃子 たけとら (居酒屋 / 天神南駅、渡辺通駅、西鉄福岡駅(天神))
夜総合点★★★★★ 5.0