東京餃子通信編集長の塚田です。
実は今回が東京餃子通信2000本目の記事になります。
2010年5月30日に最初の記事を書いてから約8年間で2000本なので、平均して毎年250本の記事を公開していたんですね。
振り返ってみるとかなりの数になっていました。
比較するものではありませんが、プロ野球選手で言ったら名球会入り!!
そんな2000回を迎える記事は、久しぶりに大阪餃子通信の本家特派員と一緒に訪問したお店を紹介したいと思います。
そして、今回はもう一人、年間に食べた餃子の個数を数えるという挑戦をしている山森さんが参戦。
餃子バカ3人が集まったのは、前々からから訪問するタイミングをうかがっていた居酒屋「カンちゃん」。
こちら「カンちゃん」は、往年の名プロレスラーのキラー・カンさんが店主をつとめる居酒屋です。
以前は、歌舞伎町にあったのですが、一昨年に新大久保駅から徒歩1~2分のところに移転してきました。
私は、歌舞伎町の店を含めて今回が初訪問です。
入り口脇では「蒙古の怪人」ことキラー・カンさんの現役時代の姿のイラストが出迎えてくれます。
入り口を入ると本物のキラー・カンさんがお出迎え。
70歳を超える現在でも、大きな身体で力強く迫力があります。
店内にはプロジェスラー時代のキラー・カンさんの写真がいっぱい飾られています。
さらにたまたま現役レスラーの方が飲みに来ていて、餃子と同じぐらい(?)プロレス好きの本家特派員も大興奮。
ビール組とホッピー組に分かれて乾杯。
ホッピーはかなり濃いめにしてくれるので外がなかなか減りません。
この日のお通しはもずく酢。
そしてメニューに「カンちゃんスペシャル」なるものを発見したので、こちらを注文。
キラー・カンさんにオーダーを伝えると
「はい、カンスペね!」
と。
通称カンスペと呼ばれているそうです。
カンスペとはベーコンと卵とほうれん草の炒め物。
味も濃いめについててホッピーによく合います。
そして「カンちゃん」名物料理の焼き餃子。
モンゴリアン餃子ではなく、王道系の日本の焼き餃子です。
キラー・カンさんによると、ずっと一緒に働いている腕の良い料理人がいて、今はご高齢になり厨房に立たなくなったのですが、餃子作りだけは今でもその方が担当しているのだとか。
パリッときつね色に焼けた餃子がピシッと2列に並んでいます。
餃子の形も美しい三日月型。
中厚で弾力強目に皮を使いヒダを深く刻んでいます。
パリッとしたそこの部分と、モチっとしたヒダの重なった部分の両方の食感が一口で楽しめます。
餡は豚肉と野菜のバランスがとれた餃子。
キラー・カンさんの風貌から、もっとスタミナがっつり系の餃子を勝手に想像していましたが、しっかりと作り込まれた上品な味わいの餃子です。
下味は控えめなので、お好みで酢醤油をつけて味を調整。
どんなお酒にも合う餃子だと思います。
メニューに手羽餃子もあったので、こちらもオーダーしてみました。
大きめの手羽先の中にパンパンに餃子餡が詰まっています。
餡からなのか皮からなのかわかりませんが、肉汁が染み出てきてとてもジューシー。
ラストは「カンちゃん」のもう一つの名物料理カレー。
歌手の尾崎豊さんが愛したカレーとしても有名です。
生前は、キラー・カンさんのお店によく来てこのカレーを食べていたそうです。
カレーライスを食べるお腹の余裕がなかったので、今回はカレーだけをつまみとしていただくことにしました。
お酒の後に食べるカレーって美味いですね。
お家カレーのような、どことなくホッとするような味わいのカレーでした。
最後に餃子バカ3人でキラー・カンさんとの記念撮影をお願いしたところ、快く引き受けてくれました。
手前の山森さんは武藤敬司さんのプロレスLOVEポーズ。
なんとなく手の形は餃子の形に似てなくはない、、、かも。
モンゴリアンチョップは封印中とのことでもらえませんでしたが70才過ぎても店主として元気に活躍されているキラー・カーンさんに長く続けていく事への勇気をもらいました。
これからも3000本、4000本と皆さんに餃子の魅力をお伝えできるように頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いします。
キラーカンの店 居酒屋カンちゃん (居酒屋 / 新大久保駅、大久保駅、西武新宿駅)
夜総合点★★★★★ 5.0