東京餃子通信編集長の塚田です。
中目黒で日比谷線から東横線への乗換ついでに途中下車。
近くで軽く夕飯を食べていこうと、ネット検索したところ駅の近くに小籠包専門店「小籠包茶楼 龍哉」を発見。
中目黒駅から山手通りを挟んだはす向かいにあるALTAS TOWERの2階に向かいました。
お店についたのは22時20分ぐらい。
ネット情報だと22時30分がラストオーダーとのことだったのですが、お客さんがいなかったからなのか店じまいの準備をしていました。
店員さんにまだ大丈夫か確認したところ、快く店内に入れてくれました。
ギリギリセーフ。
日刊ゲンダイ情報によると「小籠包茶楼 龍哉」は、小籠包の人気店「京鼎樓」の恵比寿店などで料理長だった川久保和哉氏が独立して作ったお店とのこと。
「京鼎樓」は台湾では(日本でも?)「鼎泰豊」に勝るとも劣らない人気を誇る小籠包の専門店。
「鼎泰豊」の点心師が独立して「京鼎樓」が生まれたようですね。
店内はテーブル席で30席ほど、奥の方には半個室のような席もあります。
ラストオーダーの時間だったので、すぐに小籠包と海老蒸し餃子を注文。
蒸しあがりの間は瓶ビールでつなぎます。
10分ほど経ったところで蒸籠が2つ運ばれてきました。
上段は小籠包、下段が海老蒸し餃子。
小籠包は4つから注文できます。
これで550円。
そこそこリーズナブルな価格設定です。
ひだが細かくて、ものすごくきれいに包まれていますね。
「小籠包茶楼 龍哉」の小籠包は「京鼎樓」譲りの超薄皮が特徴。
こだわりの薄皮は全て点心師が手作りをしているとのこと。
薄皮なのに箸で持ち上げても破れないのは、手作り皮ならではの弾力によるのかもしれません。
熱々の小籠包をレンゲにのせ、まずはスープをいただきます。
このスープも2日間じっくり煮込んだものらしく、味はしっかりしてますがくどくありません。
餡も良質な豚肉を使っているようで旨味がとても強いです。
針生姜を黒酢に浸します。
それを小籠包と一緒に食べると、さっぱりした香りが口の中に広がり、無限に小籠包を食べられてしまいそうです。
続いて海老蒸し餃子。
こちらも4個入り。
餃子の皮も手作りで作っている様子。
浮き粉を使った澄麺皮(ドンミンピィ)ではなく、小籠包と同じく普通の小麦粉を使った皮です。
小籠包よりは厚く大きめの皮に仕上げています。
澄麺皮作りは小籠包とはまた別の技術が必要になるので、小麦粉の皮になっているのかもしれません。
ヒダは小籠包の包み方のようにものすごく細かく刻まれています。
皮も伸びるので、これでもかというぐらいたっぷりの餡が包み込まれています。
ベースの餡は小籠包に似た豚肉餡。
スープも練りこまれている様子でとてもジューシー。
さらに海老蒸し餃子には、プリプリの小エビが一緒に包まれています。
豚肉餡に海老のプリプリ食感と甘みが加わり、小籠包よりも食べ応えがあります。
こちらも黒酢の独特な香りとの相性は良いです。
さっぱりとしつつ、風味が深くなった感じがします。
今回は閉店間際に一人で来たので、小籠包と海老蒸し餃子で済ませてしまいましたが、他の点心メニューも充実していました。
さらには冷凍点心をお土産にして自宅で楽しむこともできるようです。
ふらっと立ち寄ってみましたが台湾の本格小籠包と蒸し餃子が楽しめる良店でした。
他のメニューもじっくり味わってみたいので、次回は同行メンバーを募って計画的に訪問してみたいですね。
小籠包龍哉 (飲茶・点心 / 中目黒駅、代官山駅、恵比寿駅)
夜総合点★★★★★ 5.0